鎌倉の切り通しを味わう
建長寺を出て、再び鎌倉街道を往く。鎌倉に幕府が開かれた理由のひとつに天然の要塞だったからだといわれている。一方は海、他方は山に囲まれていたのだ。しかし、それでは交通の便が悪いので、山を切り開いて道を造った。それが切り通りである。さきほどの建長寺総門に「巨福山」とあった。その名前の坂がここにあるのだ。かつて鎌倉には7つの切り通しがあった。そのひとつが、巨福呂坂であった。この場所ではなく、この近所だったそうだ。
かつての切り通しの雰囲気がわかりやすい。巨福呂坂洞門。鎌倉時代にタイムスリップした気分になる。
さて、これから紅茶をいただきに「鎌倉 歐林洞 本店 (オウリンドウ)」さんへ。