理想の恋愛のはじめかたって、なんだろう?
学生時代は駆け引きにも、男女関係にももう少し分かり易い定型があった
それに、最初は恋愛に発展すると思った関係も、いざはじめてるとあれ、なんか違った、みたいなことだってある。白黒はっきりつく関係もあれば、はっきりつかないけど成立してしまうグレーゾーンもあったり、大人になればなるほど、男女関係が複雑化されていく。「理想の恋愛のはじめかたって、なんだろう?」と、暫く考えてみたのだけど、やっぱりそんなものは存在しないと思った。世間一般でいう理想はあるのかもしれない。
だけど、自分の気持ちに規制をかけて、世間一般の恋愛観に無理して合わせて、いったい誰のためになるんだろう? だって、好きなんでしょう? 会いに行きたいんでしょう?
世間一般の恋愛観に固執すると、いちばん大切なその気持ちを見失ってしまうような気がして。だから、世間一般の恋愛観なんて、まるきり無視でいいんだと思う。自分の気持ちに正直でいることのほうが、百倍大切じゃないのかな。
男女関係の理想の形とは
最近になってやっと気付いたのは、駆け引きをしなければ恋できない人は、結局は、通り過ぎていく人なんだということ。どれだけ駆け引きしても、最初から結論は見えている。結論が早く出るか遅く出るかの話なだけで、どんなに抗っても、無理なものは無理なんだ。2人の関係が本物であれば、どんな始め方をしたって繋がっていける。それは、駆け引きなんかじゃない。男と女でもない。それ以前に人間と人間が、お互いの心に惹かれ合っているから。それは、戸籍上の結婚をも越えた、心の結婚。
自分が相手の一部になり、相手も自分の一部になる。約束しなくてもまた会えるし、与えた愛情が自分に返ってこなくても、愛したいと思える。それが理想の、男女の形でないだろうか?