カフェ/池袋・駒込・上野・浅草のカフェ

PORTMANS CAFE(ポートマンズカフェ)…清澄白河(3ページ目)

現代美術の名ギャラリーが集まる「丸八倉庫ビル」の近くに、大人の男性のための素晴らしい“倉庫”カフェが誕生しました。イギリスのアンティークや古着をディスプレイした空間は、デザイナーであるオーナーのセンスをそのまま反映したもの。奥さまが焼く全粒粉と国産小麦粉のスコーンもおすすめです。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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全粒粉入りスコーンとジンジャーティー 

全粒粉と国産小麦粉、きび砂糖をさっくり焼きあげるスコーン(450円)

全粒粉と国産小麦粉、きび砂糖をさっくり焼きあげるスコーン(450円)

カフェメニューのおすすめは、英国流ティータイムの定番であるスコーンと、オリジナルのジンジャーティー。芦田さんはイギリスのスコーンのレシピをもとに試行錯誤を重ね、全粒粉と国産小麦粉、きび砂糖、香りの良さにこだわったバターを材料にして、外側はさっくり、内側はふっくらと、粉の良い匂いがひろがるスコーンを焼きあげています。

「おいしくつくるために大切にしているのは、基本的なことですが、こねすぎずに成形すること。オーブンに入れたら、焼きあがりの微妙なタイミングをはずさないこと」
どこにカメラレンズを向けても、さまになる店内。

どこにカメラのレンズを向けても、さまになる店内。

ティータイムに訪れる顔ぶれのなかに、インターナショナルスクールの英国人の先生や父兄がいるそうですが、彼らのお気に入りがこのスコーン。「Great!」と笑顔で楽しんでいるそう。
ダージリンとドライジンジャーをブレンドしたPORTMANS CAFEのオリジナル、真夏でも芯の冷えている体を優しく温めてくれるジンジャーティー(550円)といっしょにどうぞ。茶葉やコーヒー豆は、水上さんの両親が北海道で取引しているコーヒー専門店から仕入れています。

お昼どきに人気なのが、サラダまたはスープとセットになったカレー(900円)。タマネギとりんごをじっくり煮込んだポークカレーは、清澄界隈で働く人々、とくに男性のお客さまに好評です。

白い扉の奥でリフレクソロジーも

PORTMANS CAFEのある一階は、もとは中古バイクを扱うお店だったそうです。

PORTMANS CAFEのある一階は、もとは中古バイクを扱うお店だったそうです。

カフェの機能は飲食だけにとどまりません。「わざわざ清澄まで足を運んでいただくためにも、いろいろな人やモノ、情報に出会える面白い場所にしていきたいのです」と芦田さん。

その試みのひとつが、近所にサロンを構える女性スタッフによるリフレクソロジー。カフェの白い扉の奥に小さな個室があり、女性限定で施術を受けることができます。予約優先ですが、当日空きがあれば受けることも可能。お気軽にお訊ねください。
3~4名のミーティングにも最適な半個室。取材当日もビジネスパーソンがこのスペースを指名して訪れていました。

3~4名のミーティングにも最適な半個室。取材当日もビジネスパーソンがこのスペースを指名して訪れていました。

水上さんと結婚した10年前からカフェを開くことを計画していたという芦田さんに、カフェの魅力を訊ねてみました。
「落ちつけると同時に、わくわくした気持ちも取り戻せる場所。なにかプランを練るときにも、カフェに行くといい発想が浮かんでくるような気がするんです」

まったく同感です! 
平日にこのカフェをゆっくり味わうには、にぎわうランチタイムを避けて14時以降に訪れることをおすすめします。休日に丸八倉庫ビル内のギャラリー巡りをして、帰りにPORTMANS CAFEに立ち寄るのも素敵なコースですね。

▼PORTMANS CAFEのメニューとショップデータはこちら。

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