心を掴んでから自己表現を
美輪明宏先生も言っていました。ありのままの自分を好きになって欲しいなんて言うのは、あまりに傲慢。“泥つきの大根”を食べて欲しいと言っているようなものだと。とある女子は、切れ味抜群の毒舌だったけれど、今の彼に出会ってから変わった。その毒舌を封印して、彼好みの「穏やかな女」の顔を身につけ、結婚するまで貫きとおした。結婚して3年、今は日常の中でナチュラルに毒舌もにじみ出ているけれど、そこも含めて愛されているよう。
先に相手の心をつかんでからの自己表現はおすすめだ。初対面の相手には、相手の話を十二分に聞いて満足してもらい、信頼を育んでから自分の話をするというビジネスコミュニケーション術とベースは一緒です。
相手にやみくもにアプローチする前に、まずは、相手のタイプに近づいてみること。相手の要望に沿うてみる謙虚さと行動力こそが、好きな相手の心をつかみ、恋の連戦連敗を脱する、最大の術なのだとおもう。まずは、入口に入ってもらわないと!
相手の心の中に恋愛の余裕は?
相手の余裕は? 自分を受け止めてもらいたくて焦っていませんか?
週に1度会うくらいの恋人関係はこなせても、本気でパートナーシップを育みたいと思っていない男は多いし、本気でパートナーシップを育むには双方にその意思と実行できるだけの余裕が必要なのだ。もしも、自分も“週1の恋人関係”程度で良いのであれば、週1スペースの男で十分なんだけど。そこらへんの意思の一致、需要と供給の一致は大事。
勢いで恋愛が始まっても、途中下車や尻切れトンボになる恋愛は、そこらへんの不一致も多いから。
恋は、考えるよりも感じること――だけど、いい恋愛を貫くために入口くらいは頭を使って体勢を整えておきたい。
恋愛を長続きさせるには
最近は、アラフォーでも続かない恋をしている人が増えている。幼くなっているのかもしれない。だいぶ前のこと、妹に付き合ってまもない彼を紹介がてら、一緒にご飯を食べた時がある。ご飯を食べ終わった後、妹は、「お姉ちゃん、付き合ってまもないのに、サービスし過ぎ」ときっぱり。
私はただ夢中で楽しく話していただけなのだけれど――。妹から見れば、それは、話し過ぎ、サービスしすぎらしい。一方では、そのままでも好いてくれる人はいるという考え方もあるけれど。