祝・世界自然遺産登録! “東京都”小笠原諸島
2011年6月に世界自然遺産に登録された『小笠原諸島』。住所は「東京都小笠原村」と都内になりますが、港区竹芝桟橋から船で丸1日強かかるとあってなかなか気軽に行くことができません。しかし23区内に小笠原諸島の“味”を気軽に味わえるスポットを発見! 小笠原への旅心をもそそるその場所へご案内しましょう。都内唯一のアンテナショップ 『東京愛らんど』
東京から南へ約1000キロメートルに位置する父島と、そこからさらに50キロメートルの距離にある母島を中心に、大小30あまりの島々からなる小笠原諸島。大陸と陸続きになったことがないため、固有の生物が多く生息していることから「東洋のガラパゴス」ともいわれています。手つかずの美しい自然の中、珊瑚や熱帯魚、イルカやクジラ、ウミガメも見られるとあって憧れをいだく人も多いのですが、東京・JR浜松町駅近くの竹芝桟橋から船で片道25時間半。帰りの船は通常3日後なので、小笠原旅行には最低でも6日が必要となり、「ちょっと小笠原まで」とはいかない場所なのです。なかなか行けないと、かえって興味が湧いてくるのが人間というもの。そんな好奇心を満たしてくれるのが、都内唯一の小笠原・伊豆諸島のアンテナショップ『東京愛らんど』です。
東京愛らんどがあるのは、貨客船が発着する竹芝旅客ターミナルの1階。カフェと、島々の物産品を扱うショップが1つになったスポットです。竹芝はオフィス街なのでランチの時間帯はビジネスマンの姿も多いのですが、利用者の大部分は島へ向かう前に飲食をする人や、島帰りにお土産を購入する人たち。船が発着する朝から夜まで賑わっています。
>それでは次のページ、いよいよ東京愛らんどの店内をチェックしましょう。