SLC61復活号と今後のイベント計画
6月4日から週末の8日間、C61形牽引の「SLC61復活号」が、上越線・高崎~水上間で1日1往復運転される。客車は、旧型客車6両編成である。窓を開けると、さわやかな風とともに、煙も入ってくる。山峡にこだまする汽笛を聞きながらの汽車旅。利根川の渓流に沿い、鉄橋を渡り、トンネルを抜けながら汽車は温泉地水上を目指す。ダイヤ自体は、D51牽引の「SLみなかみ」と同じで、上下列車とも渋川で長時間停車する。のんびりした旅が楽しめると同時に、SL列車を追い抜く電車を利用することで、1列車につき2回の撮影や、撮影と乗車の両方を楽しむなど、多用な目的にあわせたプランも可能だ。
7月以降は、群馬デスティネーションキャンペーンということもあり、D51、ばんえつ物語のC57、秩父鉄道のC58まで駆けつけ、複数のSLを利用した多様なイベントが企画されている。
すなわち、2つのSL列車の同時発車、2両のSLを連結して列車を牽引する重連運転、1日2往復のSL列車を運転して、途中でSL列車同士がすれ違うイベントなど、興味深い運行方法が目白押しである。ますます目が離せないJR東日本のSLたちの活躍である。
C61の様々な情報は、JR東日本高崎支社のホームページを参照のこと。また、C61牽引SL列車の指定券は、全国のJRみどりの窓口でも発売される。