安定成長ならやはり正社員が強い

女性がひとりで生きていくには、経済力が欠かせません。お金を増やす方法には、節約して「貯める」、仕事をして「稼ぐ」、運用して「殖やす」の3つの方法がありますが、やはり仕事で安定した収入を得ることはとても重要です。

正社員、派遣社員、契約社員を20代の月収ベースで比較すると、実はそれほど差がありません。そのため、仕事内容がつまらなかったり、職場の人間関係にトラブルが生じたりすると、転職したくなることもあるでしょう。

でも、ちょっと待って。転職そのものは悪いことではありませんが、安易に正社員の座を明け渡すのはもったいないですよ。なぜなら、月収ではほとんど差が出なくても、ボーナスのある正社員と、ボーナスがほとんど期待できない派遣社員や契約社員といった働き方では、年収で見ると大きな差となります。

正社員と非正社員の年収

正社員と非正社員の年収はだんだん差がつく


グラフを見るとわかるように、30代、40代と年齢を重ねるにしたがって、昇給や昇進のある正社員の年収はどんどん上昇していきますが、非正規社員の年収は上昇するどころかじわじわと下降していきます。そもそも働く場所があればいいですが、非正社員の場合には年齢を重ねると雇用そのものが不安定になってきます。正社員の座はできる限り死守していきましょう。

ポータブルスキルと人的ネットワーク

いまは、一度正社員になったら一生安泰という時代ではなくなりました。会社同士が合併したり、事業整理をおこなったりすることも珍しくありませんから、どんなにしっかりと働いていても、ある日突然、会社都合で退職を余儀なくされる可能性もあります。

それに、自分の病気や親の介護など、体調面や家庭の事情で正社員として働き続けることが難しくなることもあるかもしれません。現在、正社員でない人はもちろん、いま正社員として働いている人も、いつキャリアチェンジを求められるかわからないのです。

会社という大きな組織から離れたときに役に立つのは、ポータブルスキルと人的ネットワークです。どこでも活用できるスキルがあれば、「好きを仕事」に起業したり、フリーランスとして働く可能性も広がります。また、思わぬ人から転職先を紹介されることだってあるかもしれませんよ。

なお、働き方を変えると、健康保険や年金といった社会保険料の仕組みががらりと変わります。人生の転機をハッピーキャリアのチャンスに変えるためにも、会社を辞める前にお金にまつわる制度についても情報収集をしておきましょう。


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