自由さと不安定さがシングルライフの特徴
自由さと不安定さがシングルライフの特徴
全部ひとりで決められるから、結婚して家族と暮らす人よりも自分の好きなこと、価値があると思うことにお金を集中する傾向があります。
自分で働いたお金をすべて自由に使える、それは何よりの魅力ですよね。しかし、その自由さの陰には、不安定な生活が隠れています。ひとたび病気やけがで働けなくなったり、失業をしたりして収入が途絶えても、ひとりで生きていかなければいけません。まず、元気なうちに保険に加入して病気やけがに備えておきましょう。それから、ひとり暮らしをしている人は、もしもに備えて少なくとも6か月分の生活費を貯蓄しておきましょう。
同じシングルでも、実家暮らしをしている人は、ひとり暮らしの人に比べて、もしものときにも家賃の支払いがいらない、食事の面倒を見てもらえるという点で安心感があります。ただし、親もだんだん年をとっていきますから、親もそのうち頼れなくなります。いつかは頼っていた自分が、親の面倒を見る立場に変わるということも頭の片隅に入れておきましょう。
ほとんどの女性が最後はおひとりさま
結婚しても最後はおひとりさまかも
シングル女性は、「老後はひとり」ということをイメージしやすいためか、比較的若いうちから老後資金作りに関心を持っている方が多いですね。これはとてもいいことです。別の機会に詳しくお伝えしますけれど、老後資金準備は早く始めるほど、効果的にお金を貯めることができます。
あたりまえのことですが、結婚した女性にだって同じように老後はやってきます。ただ、老後について考える前に、子どもの教育費や、マイホーム購入などいろんなライフイベントが立て続けにやってきますし、家族に囲まれて生活しているために、自分の老後までなかなか意識がいかないという現状があります。
女性の平均寿命は86歳、男性の平均寿命は79歳。仮に同い年の人と結婚して、最後まで仲良く添い遂げたとしても、統計的には女性が人生最後の7年間をおひとりさまとして暮らすことになります。
結婚してもしなくても最後はひとりで生きていく。そう思えば、結婚しているかどうかの差はそんなに大きくないのかもしれませんね。