ストールがスカートやベストに変身する簡単アレンジ

「巻く」だけじゃない！ ストールを洋服風にアレンジ

>>2016年春の記事「スカーフを使いこなす！とっておき巻き方 6型伝授」はこちらへ
着こなしアップにもはや欠かせないツールとなった、ストール。今季はストールだけじゃなく、スカーフ使いも浸透中。でも、巻き方がマンネリ化していませんか？

今回は、オシャレストールが充実してることでも有名なセレクトショップ「GALLARDAGALANTE（ガリャルダガランテ）」から、究極のストール術を3回に分けて大公開。第１回は「巻く」と思い込んでいる人に朗報！　実はまるで洋服のようにアレンジできるストール技９パターンを伝授。保存版です。

【CONTENTS】
◆1.プリントが主役になる羽織り物風
◆2.パンツコーデに合うドレープトップス風
◆3.マキシスカートに合うロマンティックトップス風
◆4.同柄2枚を使って、流麗な造形美トップス風
◆5.ジャケットのインナーに最適なチューブトップ風
◆6.ボヘミアンなムード放つワンピース風
◆7.リラックス感が溢れるジレ風スタイル
◆8.アーバンエスニックな魅力を発揮するスカート風
◆9.異なる2柄の布が溶け合うレイヤードスカート

1.プリントが主役になる羽織り物風

プリントが気に入って購入したお気に入りのスカーフ。でも、いつも同じ巻き方では、せっかくのプリントも目立ちません。そこで羽織り物のようにして纏うテクニックが、上記写真のような、ドルマンスリーブのブラウス風アレンジです。
まずは、正方形スカーフ（大判）を半分に折り、折った部分の左右の端を結びます。次に、反対側の端も結びます。左右の結び目の空間に、左右それぞれの腕を通せば完成。旅行先でも重宝すること請け合いです。前から見るとボレロのよう。バックスタイルはドルマンスリーブのブラウスを着ているかのようで、アートフルなプリントに魅了されます。

2.パンツコーデに合うドレープトップス風

人気のチノやカーキパンツはこの夏もますます出番が増えそう。そこに、インパクトあるトップスで差を付ければ、さらにオシャレ度アップ確実です。
正方形のスカーフの裏面中央をつまんで、キュッと結んで（輪ゴムで結んでもOK）。こうすると表面にいい感じでドレープが入ります。両手で左右端を首に引っかけて後ろで結び、下も腰の後ろで結べば完成。シャツやカットソーで合わせるよりも、ぐんとフェミニンなパンツコーデに。パナマ帽とも好相性を発揮してくれます。

3.マキシスカートに合うロマンティックトップス風

夏の定番のマキシ丈スカートをはきこなしたい。でも、定番トップスで合わせると、今までと変わり映えしません。そこで、ストールで優雅なトップスをつくってしまいましょう。
やり方は、長方形のストールの左右端を両手で持って首の後ろで大きく結んで。首の後ろ部分は、腰にかかるぐらい長めにリボンを垂らすのがコツ。ウエスト部分を腰後ろで結べば出来上がり。写真のようなCITRUSのポンポン付きストールでアレンジすれば、よりロマンティックなムードになり、マキシ丈スカートとともに優雅な風景を生んでくれます。

4.同柄2枚を使って、流麗な造形美トップス風

同じ柄のスカーフを２枚持つことはなかなかないけど、もし持っていたら、または、似た雰囲気のスカーフ２枚を使ってのアレンジ方法がこちら。

２枚の正方形大判スカーフの端と端を結んで、大きく広げます。広がった両サイドを首後ろへ持っていって結びます。後ろの腰部分も結んで、フロントに垂れ下がった部分も結べば、ゆらゆらと布が揺れる表情あるトップスへと華麗に変身します。モノトーンのシンプルシックな着こなしに添えるだけで、夏らしい造形美を生んでくれます。

5.ジャケットのインナーに最適なチューブトップ風

華々しく復活したブレザーは、マリンにもプレッピーにも寄せて着こなすことができるから、春夏にもってこいのアウターです。この夏はホワイトパンツやマキシ丈スカートと合わせて、軽やかに見せて。ジャケットのインナーをプリント物にすれば、楽観ムードが立ちのぼります。
涼しげなマリン調の正方形プリントスカーフを半分に折り、胸上からチューブトップのように後ろに巻いて結べば、プリントトップスに早変わり。シャープなベアトップ部分に女っぽさが加わるのもうれしい。

6.ボヘミアンなムード放つワンピース風

シンプルなシャツワンピは爽やかなムードを漂わせてくれます。そこにひねりあるアレンジを加えて新たなワンピースをつくって印象を変えてみましょう。
フリンジ付きのストールを横に広げ、上3/1部分の裏側をつまんで結びます（輪ゴムで結んでもOK）。縦にして、片方を首後ろで結びます。ウエスト周りをたるませて、その上からベルトでウエストをマーク。胸元からウエスト部分にふんわりとした立体フォルムが誕生。裾のフリンジがボヘミアンなムードを醸し出してくれます。

7.リラックス感が溢れるジレ風スタイル

今シーズンの王道スタイルとして挙げられる白シャツ＋ベージュパンツのコーデ。ストールを巻いたり、ベストを重ねたりと、いくつものスタイリングも楽しめそう。もし、ストールが輪になったロングスヌードを持っていたら、このようなアレンジはいかが？　
スヌードを首に引っかけて、前で一度交差し、もう一度首に引っかけます。その後、フロントに垂れ下がった生地を手で広げていきます。その上から、ベルトでウエストマークすれば、ゆるやかなリラックス感漂うジレ風スタイルに。

8.アーバンエスニックな魅力を発揮するスカート風

上品なヌーディー感を放つベージュ系のジャケットとワンピースというシンプルコーデは、大人女性にピッタリ。それを夏のリゾートにふさわしい着こなしにグレードアップできる簡単なテクニックです。
清涼感ある軽めの正方形ストールを半分に折って、ウエスト前でただキュッと結ぶだけ。ミニマルなベージュワンピにレイヤードの動きが加わり、カッチリしたジャケットとのハズシもポイント。エスニック風のネックレスを合わせれば、アーバンエスニックな魅力が打ち出されます。

9.異なる2柄の布が溶け合うレイヤードスカート

異なるストール２枚を使って、スタイリッシュなエスニック流スカートをつくってみましょう。
まずは、１枚のストールを腰後ろから前に持ってきて、再度、後ろにもっていき、腰部分で結びます。もう１枚、別のストールを腰の上から巻き、左右どちらかの腰上部分で結んで布を垂らします。その時、最初に巻いたストールの上部分を少し出して、ウエスト周りに立体感を出すのがコツです。何枚もの布が溶け合ったような複雑なレイヤードを生んでくれます。


洋服のようにアレンジできるストール・スカーフ技９パターンはいかがでしたか？　１枚の布が姿を変える、目からうろこ的なアレンジ方法は、この夏の着こなしの幅を広げてくれるおしゃれテクニックとなるはず。ガリャルダガランテのショップにはストールやファッションアイテムの品揃えが充実しているので、さっそく足を運んでみて。次回は、「いつもと違ったストール・スカーフの巻き方」をお伝えします。お楽しみに！

>>「いつもと違ったストール・スカーフの巻き方 ７パターン」と「ストール・スカーフが小物に変身する８技」も引き続きご覧ください。


【画像協力】
店舗　ガリャルダガランテ 表参道店
住所　東京都渋谷区神宮前5-2-2 第21 SYビル1・2F
電話　03-5766-1855

※商品情報は記事公開当時のもので、掲載商品が終売の可能性がございます。

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