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英語教育にかかるお金とその効果

子どもに習わせたいおけいこごとの上位に必ずランキングされる、英語。人気の子ども向け英語教材はおよそ70万円。0才から親子で通う英会話教室も人気です。この4月から小学5、6年生で英語が必修化されたこともあり、ますますママ達の英語熱は高まりそうです。そこで、英語教育にかかるお金とその効果を調べてみました。我が家の5才の息子の体験談もご紹介します。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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英語教育いつはじめる?

子どもの英語教育でかならず話題になるのが、はじめる時期。「生まれる前から」「日本語が話せるようになってから」「大人になってからでも充分」など……ママ達が考える子どもの英語教育の開始時期はさまざまです。当然、早く始めればその分お金がかかります。

ここで大切なのが、英語に求める物が違えば、はじめる時期やその方法が違って当然ということです。夫婦で意見が分かれる場合や、人のアドバイスを聞いてもしっくりこないのは、目標とするゴールが違うからでしょう。自分が話せないので、子どもにはやらせたいというママが多いのですが、「英語が話せる」という漠然とした目標ではなく、どうなって欲しいかを考えてみると、ベストなタイミングは見つかりそうです。

◆海外旅行
数年に一度の海外旅行で困らないようにするために英語を学ばせるのであれば、大人になってから旅行の直前にトラベルイングリッシュを学ぶだけで充分でしょう。海外でロングステイする人たちも、みんな流暢な英語を話す訳ではなく、最低限の意志の疎通が出来ればあとは現地で習得できますし、そもそも滞在先が英語圏とも限りません。

◆バイリンガル
一方、バイリンガルに育てるには、日常生活の中で英語が身の回りにある環境を整えるのが近道です。そういう意味では、大きくなって急に英語の番組を見せようとしても難しいかもしれませんね。小さい頃そういったTV番組を見せておけば、自然と英語に親しみ英語アレルギーも避けられるのではないでしょうか。

◆英語で学ぶ
「英語を学ぶ」ではなく、英語を身に付けることで何かを学ばせたい場合です。世界の大学ランキングでは、東京大学は26位。アジアでトップは、21位の香港大学。1位はマイケル・サンデル教授の白熱教室でおなじみになったハーバード大学です。


子ども英語のメリットは?

では、バイリンガルに育てるつもりも、ハーバードに行かせるつもりもない場合は、子どもを英語に触れさせるメリットはないのでしょうか? オールアバウト「子供英語」ガイドの清水万里子さんは、「子供の英語学習の意義」の記事で、「英語の音を聞いて育つ環境が、子どもに悪影響を及ぼすとは思いません。バイリンガル教育に関しては賛否両論あるものの、英語が使えるようになると世界がぐんと広くなりますし、活躍する場所もどんどん広範囲になっていくでしょう」とおしゃっています。

ベネッセの調査では、保護者が小学校英語に期待する効果の1位は、外国に興味を持つこと。日本だけしか知らない井の中の蛙では、国際社会の中で取り残されることはまちがいありません。英語教材の中には、外国の季節のイベントや生活もでてきますので、世界のいろんな民族や風習があること、日本の価値観だけでなく、他者を理解することの大切さを知る一歩としても、英語教育はよさそうです。

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