タヒチへは日本円をそのまま持っていきましょう
タヒチの通貨は「フレンチパシフィックフラン」。表記はCFPまたはXPFと記されます。ユーロと固定レート(1ユーロ=119.33フレンチパシフィックフラン)になっていますが、ユーロを持っていく必要はありません。もちろん米ドルも不要です。日本円をそのまま持っていき、現地でフレンチパシフィックフランに両替をしましょう。ちなみに、フレンチパシフィックフランの紙幣はティアレの花を耳に差した女性やヤシの木が描かれていたり、カラフルなイラストがキュート、記念に持ち帰りたくなってしまいます。
どこで両替する?
手っ取り早いのは、タヒチのファアア国際空港にある両替所。2カ所あるうち、ポリネシア銀行(両替所)は国際線の発着にあわせて深夜早朝でもオープンするので、便利です。もう1カ所は一般の銀行であるソクレド銀行。こちらは両替所よりもレートがいいのですが、営業が8時~15時30分、土日祝は定休なので利用は限られます。日本の銀行でも一部、フレンチパシフィックフランを取り扱うようになったので、あらかじめ両替しておくのも一案。成田ではNAAグループ グリーンポート・エージェンシーやTRAVELEXで両替が可能だそうです。
街中でわかりやすい場所にある銀行は?
国際空港で両替した分を使いきってしまった場合、どうしたらいいでしょうか? ホテルのレセプションでも両替はしてくれますし、黒真珠や土産店の一部では日本円を受け付けてもくれます。けれど、どこの旅先でもそうですが、ホテルやショップではレートがよくありません。タヒチ島のパペーテなら、ショッピングついでに街中の銀行で両替するのもいいでしょう。わかりやすい場所にあるのは、真っ赤なカフェの「ルレトロ」の横にあるバイマショッピングセンターにあるバンク・ド・タヒチ。営業は8時~11時45分、13時30分~16時30、土曜は午前中のみです。
主要クレジットカードが使えます
ホテルや街中のレストラン、ショップなどではVISA、AMEX、MASTER、JCB、DINNERSなど主要なクレジットカードが使えます。現金を持ち歩くよりも、高額ならばカードで支払う方がスムーズでしょう。ただし、離島の小さなマガザン(よろずや)やペンションではクレジットカードを受け付けてくれないことも。タヒチ島のパペーテやモーレア島、ボラボラ島、その他の島でも豪華リゾートなら問題はないのですが、観光化されていないローカルな場所へ行く場合は、ある程度のキャッシュが必要になるかもしれません。タヒチのATMは「plus」のみ
両替するには、手数料がかかります。聞くところによると、1回500円くらいから1000円以上の手数料がかかる場合もあるよう。細かく両替していると、その分手数料もかかってしまうわけで、金額もバカになりません。その点、自分の預金から下ろせて手数料も低く(または無料)便利なのが、一部の銀行(シティバンクや新生銀行など)で発行している国際キャッシュカードでしょう。また、クレジットカードでATMからキャッシングするのも、両替手数料に比べれば割安です。キャッシングの場合、帰国後にすぐに返済すれば、より無駄な出費が抑えられます。
ただし、気をつけたいのが、ATMネットワークです。ATMネットワークにはマスターカードが所有するシーラス(Cirrus)と、VISAが所有するプラス(plus)の二種類がありますが、タヒチで利用できるのはプラスのみです。クレジットカードの裏面に「plus」と書かれているか、チェックを忘れずに。