首都直下型地震と東海地震はすぐ起きるのか?
石巻の市街地は1ヶ月後も電柱がこのような状態であった
三陸沖を震源とする東日本大震災は、「海溝型地震」です。その発生域は実に南北500kmに渡り、日本における観測史上最大のM9.0という規模になりました。今回の人的・物的被害の90%以上は津波によるものであり、内陸部の被害は全体のごくわずかしか示されていません。首都圏における予想される地震災害の想定被害の内容とは大きく異なるものです。
この大型地震直後より数多くの余震が発生し、首都圏でも震度3~5の地震が数多く発生しています。そのため、首都圏で直接大きな被害が発生する可能性のある、首都直下型地震と東海地震は連続して発生するのか?という質問をされます。日本は世界で最も地震災害の発生している国で、その予知についても世界で最も進んだ国ではありますが、その関連性については明言できる人はいません。ただ首都圏に住む我々の地震災害リスクは、この東日本大震災によって大きく変わったわけではないことは間違いありません。
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