親子で一緒に避難場所の確認や防災点検を
大地震はいつ起きるかわからない。二次災害も心配。親子で備えよう
2011年3月11日に起きた東日本大震災では、地震とその後の津波で多くの方が被害に遭われました。現在も余震や新たな地震が続いていますので、避難ルートの確認や耐震チェック、ご家族が離れ離れで被災した場合のシミュレーションなど、改めて確認しておきたいものです。
行動範囲が広がる小学生は、以下のように大人の目が行き届かない場所で被災する可能性も考えられます。
- 登下校の途中
- 塾や習い事教室への行き帰り
- お友達と外で遊んでいるとき
- ひとりで留守番しているとき
身を守り、地震後は速やかに安全な場所に避難できるよう「どこにいるときは、どう行動する」と親子で詳細に話し合っておきましょう。たとえば、お子さんと一緒に通学路を歩いてみたり、グーグルマップのストリートビューを使いながら、お子さんの行動範囲に危険な塀などはないか、逃げ込める広い場所はあるかなどを確認しておきます。
ご家庭内の安全確認も、お子さんと一緒に行いましょう。子供部屋は、おもちゃや本を頭より高いところに置かない、停電した場合のことを考えて部屋は常に片付けておく、といったことを約束しておきます。日々のこうした心がけは、防災意識を高めるだけでなく、生活習慣を整える効果もあります。
不安をあおらず防災意識を高められるキッズ向けサイト
東日本大震災では、地震直後の様子や津波で建物や車が流される様子が、繰り返し報道されました。「もし自分があの場にいたら」「お父さんやお母さんが死んでしまったら」と想像し、大きな不安を抱えてしまったお子さんもいらっしゃるでしょう。
地震や災害についてご家族で話し合う際は、むやみに不安をあおるようなことがないようにします。どう身を守るのか、どう備えておけば安全なのか、正確な情報を分かりやすく解説してくれる子供向けサイトの活用がおすすめです。
防災について話し合ったり、避難シミュレーションを行ったあとは、もし大きな地震や災害が来ても、日ごろからしっかり訓練していれば大丈夫なこと、まわりの大人が子供を守ってくれること、学校や家は安全な場所であることなどをお子さんに伝え、安心させてあげてください。
それでは、お子さんと一緒に学べる地震や防災のサイトをご紹介します。
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