企業ベースで考える 

企業は会社の損益を出すために、標準為替レートを設定している。たとえば1ドル=85円に設定して損益計算をする場合には、1ドル=83円になれば円高になるし、1ドル=90円になれば円安になる。

輸出をする企業にとっては円高は逆風。円安は追い風。

輸出をする企業にとっては円高は逆風。円安は追い風。

輸出をしている会社からすると、円高になると損益がマイナスになる。たとえば、自動車を輸出しているトヨタの場合には、円高になるとかなりの損失が出てしまうことになるのだ。

一方で輸入をしている会社であれば、円高になれば損益がプラスになる。吉野家は牛肉を輸入しているので、円高になるとメリットがある。

逆もまたしかりで、円安になれば輸出企業には追い風が吹き、輸入企業にとっては逆風が吹くことになる。

経済をベースにする 

一般的な経済の話で考えた場合には、3カ月の平均レートが基準となることが多い。それはGDPなどの重要な経済指標が3カ月単位で発表されるため。そして、企業が四半期ごとに決算を発表するからだ。

したがって、過去3カ月の平均為替レートが1ドル=90円だとして、現在1ドル=85円だったら円高、1ドル95円だったら円安ということになる。

結論 

結論を言うと、見ている人がどういう立場なのか、1ドルいくらから見ているのかによって、円高か円安かは決まってくることになる。つまり、国際的に決められた明確な基準はないことになる。たとえば、1ドル120円で見ている人にとっては、今の相場は円高だけれども、1ドル=76円で見ている人からすれば、現在のレートは円安になるのだ。

為替レートに関しては、おもしろい指数がある。みんなが知っている、ビックマックを使うのだ。さて、どういうことか。
次の記事に続く。

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