キラキラとカラフルなフラワーベース。眺めて楽しいディスプレイ
そのD-BROSの初のショップ「DB in STATION」が、JR品川駅の構内にできました。中央改札口を入ってすぐの左側にある、エキュート品川の2階。エスカレーターを上がり、右手に向かって歩いていくと、そこには入り口の壁一面ずらりと並ぶフラワーベースの大群が!水に光が反射してキラキラと光る繊細な表情がなんともきれいで目を引きます。この商品はD-BROSの看板商品ともいえるユニークなプロダクト。平らなビニール製容器に水を入れると、みるみる膨らんでフラワーベースになってしまうという斬新なデザインです。使わないときはぺったんこになるので軽くて場所を取らず、例えば旅に携帯してその土地の花を飾ったり、お見舞いに持っていくなどにも喜ばれるそうです。落としても割れないので小さな子供のいる家にも安心。水を入れると安定感が出ます。
スタンプいろいろ。ヘンテコお茶目なものから、クールモダンなものまでデザインも豊富。
さて、この店の一番の特徴は膨大な数のスタンプ。「STAMP it」という新しいプロジェクトが展開されています。たくさんのスタンプを自由に使って、自分だけの様々な表現を試み、楽しめる、というもの。店の真ん中に大きなテーブルがあり、とりどりの絵や柄、文字などのスタンプがどーんと並んでいて迫力があります。どれもD-BROSがデザインしたオリジナルスタンプで、柄は300種類以上あり、今後季節や行事に合わせて変わっていくそう。サイズもいろいろあり、A4サイズ程の大きなスタンプもあります。
ベースの紙を選ぶコーナー。スタッフがスタンプをコラージュした例もあるので参考までに。
こちらは大きなスタンプ専用マシン。ショップのスタッフが押してくれます。スタンプを裏からマグネットで付けていて、レバーをガシっと下ろしたらできあがり。
スタンプマシンを使った例。ケーキのスタンプを押してみました。
Happyの文字は、あとから手押しでさらにスタンプしたもの。
駅の中という場所柄のせいか、お客さんの層も幅広く、子連れのお母さんや、年配の夫婦、文具好きのサラリーマンなど、様々な人が立ち寄っていきます。小さな子が気の向くままスタンプをバンバン押しまくっていたり、散々吟味してひとつのスタンプに渾身の思いを込める女子高生がいたり。それぞれの個性が出ていて楽しく、その人だけのオリジナル作品になります。スタンプの組み合わせ方を工夫することによって、限りなく無数のアイテムを作ることができます。ちょっとかすれたり、曲がったりしていても、人の手を通したスタンプには、素朴な味わいと愛おしさが感じられます。
右上はスタンプ柄入りのハンカチで、左下はバッグ。
右下のスタンプコラージュは、D-BROSのデザイナー・植原亮輔氏によるもの。
スタンプをモチーフにしたグッズも展開しています。スタンプの幅広さ奥深さに改めて驚かされます。ノートやレターセットなど紙製品はもちろん、ハンカチやバッグなどの布製品も。どれもD-BROSならではのウィットに富んだ、さり気ないセンスを感じます。ペタンと押すだけな上、センスとアイディア次第で無限大の組み合わせを作れるのが、スタンプの魅力のひとつ。今後まだまだ多様な商品を展開していく予定だそうです。
独特のデザインとストーリーを持つ、D-BROSのプロダクトたち。
さらに、D-BROSの商品がこれだけ一同に集まっているのも、この店だけです。遊び心たっぷりで、ユーモラスでコケティッシュ、どこかほっとけない愛嬌を感じる、D-BROSのプロダクト。果物のかたちそのもののブロックメモや、ガラスと水のレンズ効果でオオカミが大きく浮かび上がる赤ずきんちゃんの絵柄のグラスなど、ひとつひとつにストーリーがあって、ほのぼのと愉快な気持ちになり、プレゼントにも良さそうな、楽しいグッズが見つかります。右下の写真は、紙象嵌の技術によるブローチ。職人さんの優れた技術による、丁寧な手仕事の作品です。今まで他ではやったことがない、紙の持っている可能性を幅広く表現していく、D-BROSならではのプロダクトが今後もここで展開されていきます。
さて最後に、ショップの隣りにはキャスロン(caslon)というカフェ(本店は仙台)があります。ここのアートディレクションは、D-BROSの母体であるドラフトが行っています。店のロゴや、ショップで使われるカップやナプキンのデザインなど要チェック!そしてパンがとっても美味しいので、スタンプ遊びの後にでも、一休みしてはいかがでしょうか。
DB in STATION
東京都港区高輪3-26-27 JR品川駅構内エキュート品川2階
TEL 03-3443-5211
OPEN 10:00~22:00(日・祝は20:30まで)
http://www.d-bros.jp/