子連れ海外ホテルの選び方<専用予約サイトなどを通す>
個人が海外ホテルの宿泊予約をするには、ホテルへダイレクトに予約を入れるより、海外ホテル専用予約サイトやインターネット専業の旅行会社を通すのが主流です。なぜなら、そうした業者を通して予約を入れたほうが、ホテルが公示するラックレートより安い傾向にあるからです。「どうして中間業者を通すのに安くなるの?」と、疑問におもう読者もいることでしょう。ホテルでは、年間で数多くの客室を仕入れて販売する送客実績のある業者に対して、割引レートを用意する慣習があるからです。これら業者を通したほうが、結果としてダイレクト予約より安くなるという現象が生じています。ただし、業者を通すことで手配結果の回答までに時間を要することがあり、また、ダイレクト予約のほうが希望の客室などを指定しやすいというメリットがあります。
海外ホテル専用予約サイトはネット上でのやりとりになるため、言葉に不安がある人が細かなリクエストを伝えるには限界があります。また、クレジットカードで事前決済などの方式をとるため、キャンセルポリシーや為替の影響を受けやすいという難点も……。そうは言っても、事前にホテルのファシリティー(付帯設備)やロケーションを調べて、気に入ったホテル、泊まってみたかったホテルを比較的リーズナブルに利用できるというのは大きな利点ですね。
海外ホテル エキストラベッドは有料が一般的
ホテル客室の料金体系は、利用人数の多少ではなく、「1室いくら」というルームチャージ制が通例です。そこで、客室のベッド数を確認しておくことが重要になります。あらかじめ予約時に、「ダブルベッドは不可」だとか、「1室に3ベッドを用意してほしい」などの希望を事前に伝えておく必要があります。通常、エキストラベッドの利用代金が別途かかります。
ただしパッケージツアー商品の場合、2名1室を基本に旅行代金が算出されているため、3名1室の利用をすることで、ひとり当たりの旅行代金が安くなることがあります。お子さんの成長にあわせ、ベッドの数を決めましょう。例えばベッドをひとり一台用意したいのであれば、パッケージツアー商品のほうがお得になる算段です。