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4月から値上げ続々。生活への影響は?(2ページ目)

国際的に食糧や資源が値上がりしているため、4月から値上がりするものがいろいろあるようです。確認していきましょう。

執筆者:All About 編集部


自動車保険

ここでいう自動車保険とは、強制保険の自賠責ではなく、任意の自動車保険のこと。実は自賠責保険も4月から値上げになります(自賠責の値上げは「自賠責保険料平均11.7%値上げ、その背景」をご覧ください)。

任意の自動車保険は、保険大手の損保ジャパンが平均で1.5%の保険料値上げを実行します。全保険者一律の値上げではなく、高齢者ほど保険料が高くなる仕組み。そのため、最も値上げが高い年齢層では8%以上の値上げとなります。

値上げは損保ジャパンだけで終わりません。東京海上日動火災保険は7月に自動車保険料の引き上げを検討中で、三井住友海上火災保険は秋以降の引き上げを検討中と発表しています。

円安でさらに上昇の可能性も

2007~08年にかけて食品やガソリンの価格が国内で非常に高くなり、国民が苦しめられた時期がありました。その当時はガソリンがリッターあたり180円以上にも上昇。多くのガソリンスタンドで価格表示の百の位が「1」しか表示できない電光掲示板を使っていて、200円以上になったらそれをどうするか悩んでいた時期です。

その頃は円が非常に安くなっていたので、それも食糧・燃料の国内価格高騰原因の1つでした。今はかなり円高になっているので、国内における食品・燃料価格の上昇が緩和されている状態です。

しかし、現在アメリカやEUが利上げを開始しそうな雰囲気で、そうなると円安とドル/ユーロ高が進む可能性があります。円安が進むと、さらに食品や燃料の国内価格が上昇していくことは避けられません。今後も動向をこまめに確認していかなければならない状況が続きそうです。
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