海外旅行の準備・最新情報/海外家族旅行

子連れ旅行の持ち物・便利グッズ

小さいお子さんを連れての海外旅行は、とかく荷物がかさばりがち。子供の手を引き、ときには抱っこしての移動が多いだけに、手荷物はコンパクトに、スーツケースにはいざというときのお役立ちグッズを一通り用意しておくことです。子連れ旅行の持ち物・便利グッズを特集します。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

子連れ旅行の必需品ナンバーワンは医薬品

子供用市販薬・医薬部外品

海外子連れ旅行に欠かせないのが市販薬 急な発熱や下痢などに慌てず応急手当てを

小さいお子さんを連れての海外旅行は、とかく荷物がかさばりがち。とりわけ乳幼児は、オムツやミルク・離乳食、ベビーカーなど、夫婦が協力しあっても持ち切れないほど大量です。なかでも重要なのが、医薬品や医薬部外品。子供の年齢に応じた、ある程度の備えが必要です。飲みなれた常備薬等は、箱から出してかさばないように。少しずつでも一通りのものを揃えておくと、深夜の発熱などにも落ち着いて対処できます。

ちなみに海外で市販されている医薬品・医薬部外品は、日本のものに比べて効きが強すぎる傾向が。たとえ用量を少なめに服用しても、具合が悪くなるなどのトラブルも生じかねません。市販薬は日本のものを持参するほか、持病やアレルギーがあるお子さんには処方薬のほか、医師が英文で記した処方箋やトラベルカルテをご用意することをおすすめします。

子連れ海外旅行<医薬品・医薬部外品>持ち物リスト

体温計 
「ホテルで借りればよい」という考えは捨てて、必ず持参しましょう。容態が急変しやすい小さなお子さんには、使い慣れた体温計を日本から持参しましょう。

座薬や解熱剤・風邪薬
かかりつけの医師から処方された座薬、もしくは解熱剤を持参しましょう。子供向けの風邪薬も(用法・用量に気をつける)。

下痢止め・浣腸
小学生以上のお子さんには、市販の下痢止めも念のため。ただし状況を判断して服用させてください。下剤は危険です。お腹がはったときのために浣腸を。

虫よけスプレー等・虫さされ用軟膏・携帯虫よけ器具
蚊が伝染病などの媒介になるケースが多いアジアなどの諸地域へは必携。ホテルの客室へ蚊が侵入して睡眠を妨げることもあるので、携帯の虫よけ器具も便利。スプレー缶は航空会社が保安上、禁じているので、ジェルタイプのものも便利です。

冷却シート(熱さまし用)・使い捨てカイロ
携帯カイロ_きんちゃく君

寒冷地への旅行には子供も喜ぶ携帯カイロを

寒暖対策の冷却シートや使い捨てカイロは、日本製品特有のすぐれもの。現地での調達は大変難しいので、日本から持参するようにします。冷却シートは子供用も販売されていますが、「大は小を兼ねる」で大人用を大きさにあわせてハサミなどで切るのもよいでしょう。ハサミは機内持ち込み禁止なので、スーツケースなど航空会社へ預ける荷物に入れてください。寒冷地へ真冬に行くのであれば、貼るタイプ、靴用、ポケット用のきんちゃくタイプと、使い捨てカイロを使い分けてください。ちなみに、電化製品の量販店などで売られている蓄電式のカイロは、海外では電圧違いで使用不可です。

乗り物酔い止め薬・抗アレルギー剤
乗り物酔い止め薬は、観光船に乗るときなどにも役立ちます。大型の客船クルーズでは、レセプション(フロント)で用意している場合もあります。抗アレルギーの薬は、医師処方のものを持参するとよいでしょう。

衛生用品、キズ薬・絆創膏
子供用マスクや殺菌効果のあるハンドジェル、ウェットティッシュ、うがい薬。またキズ薬(消毒液は一回ずつ使用するタイプが便利)、絆創膏などは現地での調達が容易ですが、念のため持参を。粉ミルクを使用する場合は、ミルク瓶の洗浄剤などを。

次のページでは、乳児から2歳未満のお子さんの場合の持ち物リストを。
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