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子供の旅行保険

子連れ旅行のときに、子供の海外旅行保険はどうしたらよいのでしょう。クレジットカードを持つこともないお子さんには、きちんと旅行保険をかけてあげることが万一の備えにつながります。子供の旅行保険の知識をまとめました。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

子供にこそ海外旅行保険を 

海外旅行保険

子供ひとり一人にも海外旅行保険を

海外旅行に出かけるときの旅行保険の必要性は、大人も子供も一緒です。とりわけ親は、自分名義のクレジットカードを持っていれば、場合によっては付帯保険でまかなえます。ところがクレジットカードを持つことがない未成年者に、手厚い備えはありません。子供にこそ、損害保険会社が販売する海外旅行保険をかけてあげるべきなのです。

子供も大人も海外旅行保険は、自宅を出発する前までに申し込んでおくとよいでしょう。というのも、空港へ向かう途上での事故などにも対応してくれるからです。近ごろでは、インターネット保険で出発日当日まで受け付けてくれるものもあります。空港の保険カウンターで申し込むよりも、事前契約で早割を利用するほうがお得です。大きなスーツケースや旅行鞄を携えながら、お子さんの手を引いて空港へ移動するのは大変です。できれば出発日より前の、早めのうちに、保険の契約をすませておくようにしましょう。

子供の海外旅行保険を上手にかけるコツ

大人の海外旅行保険でよくみられるセットプラン。保険会社が推奨する補償内容を組み合わせ、セット化したものをさします。こうしたセットプランでは、お子さんの場合、掛け金に無駄が生じることもあります。例えば、携行品に対する補償です。小さいお子さんが高価な時計やカメラ、パソコンや貴重品類を身につけることは、まずあり得ません。ですから、携行品補償をはずして、上手にオーダーメイドで“バラ掛け”することをおすすめします。

子供の海外旅行保険で最低限、必要な補償は、以下の3つです。

■疾病治療補償
病気のための治療補償です。現地で具合が悪くなったとき、万一の病気のときに医療費が負担されます。海外医療費は高額で、病いはいつ襲ってくるかわかりません。

■傷害治療補償
ケガのための治療補償です。海辺や山で怪我をしたというときに、カバーしてくれるのが傷害治療補償です。小さいお子さんの場合、疾病以上に傷害治療補償が重要になるでしょう。

■賠償責任補償
他人のモノやホテル客室内の調度品類を、誤って壊してしまったときなどに適用される補償です。故意でなくとも、賠償責任を負うこともあります。子供がやったことだから……と、許される範囲ではないときに、保険がカバーしてくれます。
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