子供にこそ海外旅行保険を
子供ひとり一人にも海外旅行保険を
子供も大人も海外旅行保険は、自宅を出発する前までに申し込んでおくとよいでしょう。というのも、空港へ向かう途上での事故などにも対応してくれるからです。近ごろでは、インターネット保険で出発日当日まで受け付けてくれるものもあります。空港の保険カウンターで申し込むよりも、事前契約で早割を利用するほうがお得です。大きなスーツケースや旅行鞄を携えながら、お子さんの手を引いて空港へ移動するのは大変です。できれば出発日より前の、早めのうちに、保険の契約をすませておくようにしましょう。
子供の海外旅行保険を上手にかけるコツ
大人の海外旅行保険でよくみられるセットプラン。保険会社が推奨する補償内容を組み合わせ、セット化したものをさします。こうしたセットプランでは、お子さんの場合、掛け金に無駄が生じることもあります。例えば、携行品に対する補償です。小さいお子さんが高価な時計やカメラ、パソコンや貴重品類を身につけることは、まずあり得ません。ですから、携行品補償をはずして、上手にオーダーメイドで“バラ掛け”することをおすすめします。子供の海外旅行保険で最低限、必要な補償は、以下の3つです。
■疾病治療補償
病気のための治療補償です。現地で具合が悪くなったとき、万一の病気のときに医療費が負担されます。海外医療費は高額で、病いはいつ襲ってくるかわかりません。
■傷害治療補償
ケガのための治療補償です。海辺や山で怪我をしたというときに、カバーしてくれるのが傷害治療補償です。小さいお子さんの場合、疾病以上に傷害治療補償が重要になるでしょう。
■賠償責任補償
他人のモノやホテル客室内の調度品類を、誤って壊してしまったときなどに適用される補償です。故意でなくとも、賠償責任を負うこともあります。子供がやったことだから……と、許される範囲ではないときに、保険がカバーしてくれます。