完全自社ムーブメント「L.U.C」で躍進

ショパール

初の完全自社製ムーブメント「L.U.C 1.96」を搭載し、1997年に発表された「L.U.C 1860」

1990年代に入るとムーブメントの開発製造に取り組み、いわゆる「自社ムーブメント」ブームの先駆けを成した。1996年に誕生した完全自社製の第一号ムーブメント「L.U.C 1.96」は、マイクロローター採用の薄型の自動巻きで、パワーリザーブ約65時間、しかもCOSCクロノメーターとジュネーブシールの両認定を受ける、高性能にして高品質の機械式ムーブメントだった。創業者に敬意を表して「L.U.C」と名付けられこのムーブメントを搭載する初の腕時計「L.U.C 1860」も1997年に発表され、本格マニュファクチュール(自社一貫生産メーカー)として着実に歩み始めた。

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躍進の基礎を築いた1996年発表の高性能自動巻きムーブメント「L.U.C 1.96」

その後も、自社ムーブメントの開発は止まることなく続き、4個の香箱で約9日間持続する画期的な手巻きムーブメント「L.U.C1.98 クアトロ」や、トゥールビヨン、GMT、パーペチュアルカレンダー、クロノグラフなど、複雑機能を搭載する独創的なL.U.Cムーブメントを次々と発表して、高度な技術を披露し続けた。

また、ショパールは、従来の精度や品質基準を上回る「カリテ・フルリエ」という厳格な認証の設立に際しても、中心的な役割を演じ、その検査に合格した初のモデルを2004年に発表して話題になった。今やショパールといえば、高級機械式時計の分野で最高品質を徹底的に追求する実力派ブランドとして、その名声は揺るぎないものになった。


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