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妻が働き始めた時の男の心得5箇条(FPバージョン)(2ページ目)

専業主婦であった妻が働き始めるとき、家庭内が大きく変化しますが、そのとき夫として注意すべき点があります。特にFP的見地からいくつかアドバイスをします。えっ?ムダづかいもOK?

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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2.男の家事負担は当然。外食等の予算もある程度認める

「働いても家事は100%こなせ」というのが男性の勝手な理屈というのは分かりますよね? でもそれを、上手に行動するのは意外に難しいものです。最初の数カ月は特に意識して家事参加を考えてください。

このとき「俺が500万円、妻が100万円の年収だから、家事負担は6分の1くらいやればいいな」と案分する男性が多いのですが、これはNGです。こういうときは6分の2くらい参加することを意識するといいでしょう。そのほうが夫の度量の広さを伝えることができますし、妻の仕事への応援メッセージにもなります。(あと、6分の2のつもりで家事を手伝っても、結果的に6分の1ということもありますが、このとき最低限のノルマは果たされたことになります)

また、今までより家庭内の自由時間は減ったわけですから、できあいの食事が増えたり、部屋が片付いていないことにも怒ってはいけません。むしろそういう部分に男性が家事参加するべきですし、少し追加予算(外食費用等)がかかることについては認めていくことが大切です。

今までは夫の月収30万円で出費25万円だった家庭が(収支は+5万円)、夫婦の合計収入40万円になったとき、出費が28万円に増えても、収支は+12万円にアップするわけです。妻の稼ぎは全額残す、という無理な計画に押し込めないことが大切です。

ときどき外食したり、ときどきリフレッシュにでかけるお金は決してムダではありませんので、稼ぎを超えない範囲でしたら認めてあげましょう。先のおこづかい予算と合わせて「稼いだら、あえて使うお金も増やす」ということを考えてみてください

3.自分の稼ぎはキープすること(家事育児協力なら減少もOK)

妻が稼ぎにでたとき、夫は自分もしっかり働く、という意識は持ちましょう。会社の業績が悪い時期で年収が下がるということもあるでしょうが、基本的には共稼ぎの効果を出すために、自分の年収はキープを目指しましょう。

しかし、ひとつだけ自分の年収を下げてもいい、というケースがあります。それは、家事や育児に協力するため、定時退社するなどして残業時間が減った場合などです。こうした場合に年収が下がることはやむをえません。

妻が正社員で働く場合は、一気に200~400万円(あるいはもっと!)年収が増えるチャンスがありますが、時間の自由度はどうしても下がってしまうと思います。こういう場合には、家事や育児を協力しながら、最終的には夫婦合計でプラスになるようコントロールしていきましょう。

→家計もオープンにして、しっかり貯めよう。次ページへ
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