お財布2つで、家計管理
2011年も2か月が過ぎ、家計簿付けが早くも滞っている人もいるのではないでしょうか?
家計簿付けに挫折したからといって、そのまま家計管理もあきらめてしまわないでくださいね。家計簿のような地道な作業が苦手な方は、もっとシンプルな方法で家計管理をしていきましょう。
【INDEX】
■お財布2つで出来る家計管理(基本形)……P1
■お金を分ける 4ステップ+1……P1、P2
お財布2つで出来る家計管理
家計管理の方法で人気があるのは、「袋分け」でしょう。「袋わけ」家計管理とは、お金を費目ごとに封筒に入れて、本来の目的以外のことに使ってしまわないように管理する方法です。しかしこれも凝りだすと封筒が多すぎになって、結局管理できなくなる場合があります。
そこで、シンプルに、「2つに分ける」だけの家計管理法にしてみてはいかがですか? 準備するものは、お財布2つです。
お財布の一つは「生活費用」もう一つは「おこづかい用」にします。食費などの生活費は、生活費用のお財布に入れます。また、おしゃれな服を買ったり、友だちとお茶したりなどのお金は、おこづかい用のお財布から支払います。考え方は「袋分け」と同じなのですが、2つに分けるだけなのでとても簡単です。
お金を分ける 4ステップ+1
では、お財布2つでできる家計管理のやり方について、順を追って説明します。
生活費は、このお財布に入っているお金の範囲で!
【1】お給料が入ったら、まずは家賃や光熱費(だいたいの金額)、生命保険料、子どもの給食費や修学旅行の積立など、必ず出ていくとわかっている金額を取り分けます。振り込むものはすぐに振り込んじゃいましょう。
【2】さらに、貯蓄するお金を取り分けます。収入の1割、出来れば2割を目標に。これは給与振込口座とは別の口座に移し替えることをお勧めします。その口座は貯蓄用の口座として、基本的には引き出さないという方針で、どんどん貯めていきます。
【3】生活費を、生活費用のお財布に入れます。食費や生活雑貨費、服のクリーニング代などが入ります。いくらくらいでしょうか? 家族人数や年齢や性別(食べる量が違いますよね)などで異なりますが、今までの暮らしからだいたいの金額を割り出しましょう。今までやりくりに気を使ってこなかった人は、とりあえず1週間1万円など目標を決めましょう。
1週間1万円とした人は、1か月で4万円、プラス予備費1万円として、合計5万円を生活費にします。お財布には1週間分のみを入れ、残りは防犯上安全なところで保管します。家計簿はつけなくても、一週間、お財布に入っているお金だけでやりくりすればOKなので簡単です。予備費は風邪をひいて病院に行った場合などの備えにします。
【4】おこづかいを、おこづかい用のお財布に入れます。金額はそれぞれ異なると思いますが、【2】で貯蓄用のお金をしっかりキープしてあるのであれば、ある程度、暮らしを楽しむことにお金を使ってもいいのではないでしょうか?こちらも、あらかじめ決めた金額の範囲で使います。高いものを買いたい時は、毎月少しずつ残して貯めましょう。子どものころにおこづかいを貯めて欲しいものを買った時の気持ちを思い出しましょう!
では、クレジットカードで買い物する人は、どうすればいいのでしょうか。次のページをご覧ください。