原油産出国に情勢不安が飛び火したこともあり、様々な思惑から世界の原油相場が急騰。さらに、為替相場や欧州株相場にも影響を及ぼし始めています。原油価格が1バレル100ドルを超えた数年前、原油価格の値上がりが私達の生活に様々な影響を及ぼしたことを覚えている人も多いのではないでしょうか。
不安定な中東情勢がいつまで続くのはわかりません。そこで、原油価格の今後の動きについて考えてみます。
原油価格はこのチャートを見よう
まずは、原油価格として最もポピュラーなニューヨーク商業取引所のNY原油(WTI)の2001年以降のチャートを見てみましょう。2008年7月に1バレル147.27ドルの高値をつけた後、原油価格は大幅に下落しました。そしてその後、1バレル50ドルを割り込んだ後、緩やかに上昇し始め、今では1バレル90ドル台。2008年10月以来の水準まで回復していることがわかりますね。
では、原油価格の今後の動きや価格について、次のページで考えていきます。