時速300kmの乗り心地
「はやぶさ」は、大宮を出るとぐんぐん加速し、宇都宮を通過するあたりから時速300kmで走行する。しかし、揺れが僅かなので、とても300kmとは思えない。時折、ふわっと浮き上がるような感覚にとらわれるが気のせいであろうか。そのまま飛んでいってしまってもおかしくないような航空機にも匹敵するような高速走行である。東京から僅か1時間36分で仙台着、盛岡まで2時間20分、そして新青森までは3時間10分で到着する。速すぎて、もう少し乗っていたかったと後ろ髪を引かれる思いで降りることになろう。
2011年3月5日(土)からの運行ダイヤ
下り列車●東京発新青森行き
はやぶさ1号 東京8:12⇒大宮8:37⇒仙台 9:50⇒盛岡10:33⇒新青森11:22
はやぶさ3号 東京9:36⇒大宮10:01⇒仙台11:14⇒盛岡11:57⇒新青森12:46
●東京発仙台行き
はやぶさ5号 東京21:36⇒大宮22:01⇒仙台23:12
上り列車
●新青森発東京行き
はやぶさ4号 新青森6:10⇒八戸6:34⇒盛岡7:04⇒仙台7:49⇒大宮8:59⇒東京9:24
はやぶさ6号 新青森18:14⇒盛岡19:04⇒仙台19:49⇒大宮20:59⇒東京21:24
●仙台始発列車
はやぶさ2号 仙台6:25⇒大宮7:35⇒東京8:00
まだまだ本数は少ないので、予約するのは大変で、とりわけ1列車に18席しかないグランクラスは、プラチナ・チケットとして話題を呼ぶことだろう。
今まで新幹線といえば機能一点張りで、速さだけが取り得のビジネスライクな列車であった。しかし、ようやく「はやぶさ」登場によって、一度は乗りたくなる魅力的な憧れの列車へと進化したと言える。そういう意味で、「はやぶさ」は画期的な、まさに鉄道の歴史に新たな1ページを開いたエポック・メイキングな列車なのである。
<はやぶさ公式サイト>
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