携帯待ち受け画面にすれば幸せになる?
整理券を渡したところからしばらく歩くと、グリーンの三角コーンが並んでいる場所にくる。たぶん、行列が長いときはこのあたりまできていたのだろう。さらに先に行けば、「大勢の方がお待ちです。スムーズな拝観・見学にご協力ください」という看板がある。この看板あたりから下り坂になっていて、その先に行列があった。
15人の並び。ほとんどの人が手をつけるし、紙切れなどを水に浸していたりする。ひどい人はペットボトルに水を入れているのだが、そんなことをしてバチが当たらないか逆に心配になる。さほど待つことなく自分の順番がきた。
そうそう、誰もがやっていたのは、携帯電話もしくはデジカメで写真を撮ること。
島田秀平さんによれば、この井戸の写真を撮って携帯電話の待ち受け画面にしたら、仕事がどんどんふえていったのだそうだ。僕も仕事が増えるといいなという願いのもと、携帯電話の待ち受けにした。今のところ、仕事はまだ増えていない。
なお、この行列をふくめて、季刊『レポ』という雑誌でさまざまな行列に並ぶ「行列ノート」という連載をしています。よかったら、読んでみてください。