子供乗せ自転車/アンジェリーノ

アンジェリーノ、PAS、ViViは何が違う?(2ページ目)

子供乗せ自転車の中で人気の高いモデルといえば、「アンジェリーノ」(ブリヂストンサイクル)、「PAS」(ヤマハ発動機)、ViVi(パナソニックサイクルテック)、ふらっか~ず(丸石サイクル)。今回はとくに、フロントチャイルドシートが標準で付いている電動アシスト自転車について、その違いをチェックしてみました。

遠藤 まさ子

執筆者:遠藤 まさ子

子育てグッズガイド

ラインナップ豊富な「アンジェリーノ」

人気の高い、アンジェリーノアシスタのアッシュブルー

人気の高い、アンジェリーノアシスタのアッシュブルー


アンジェリーノは国内最大の自転車メーカー、ブリヂストンサイクルが販売しています。それだけに技術ノウハウや販売網が充実していて、子供乗せ自転車の中でも最も売れているブランドです。アンジェリーノではスタンダード仕様、小径車モデル、デザイン重視モデルの3種に、それぞれ非電動モデルと電動アシストモデルの計6車種、さらに電動モデルは2種類のバッテリー種別に分かれているため総計9車種を取り揃えています。専用設計としては非常に充実したラインナップもさることながら、自転車そのものの作りや、子供を乗せるときの細かな配慮も行き届いています。

自転車のフレームの剛性が高く、前後に子供を乗せていてもよじれにくく、まっすぐ走りやすいのはさすがですし、ハンドルから手を離さずにハンドルロックをかけられる「テモトデロック2」や安定性が非常に高いスタンドは、使ってみてわかる便利さです。前後22インチの小径車モデル「アンジェリーノミニ」「アンジェリーノミニ アシスタ」は、身長が低かったりリアシートに子供を乗せるのに四苦八苦しているママには非常に有効だと思います。アンジェリーノミニは、車輪が小さくても一漕ぎあたり進む距離は通常の自転車をほぼ変わらないですから、チョコチョコ漕ぎになる心配もありません。

 

 


アンジェリーノはバッテリー種別を選べるモデルラインナップ

アンジェリーノの電動アシストモデルとPASは自転車車体と電動機能的に非常に共通点が多いのですが、あえて異なる点をあげるならば、以下の3点になります。

  • バッテリー種別を、4.0Ahと6.0Ahから選べる
  • 空気圧の管理が容易な「空気みはる君」機能
  • ハンドル操作の邪魔をしない「グリップベル」

中でも大きいのは標準バッテリー種別を選べることで、ユーザーの使用シーンに合わせて最適なスペックを選べます。例えば同じ6.0Ahタイプを比較したとき、アンジェリーノ(通常モデル)は13万6800円、PASは13万4800円と大差ありませんが、アンジェリーノの4.0Ahタイプをセレクトすれば12万6800円になりますし、交換用バッテリーも5000円近くの差が出てきます。

「平坦な道ばかりで使うからなるべくリーズナブルな選択をしたい」
「坂の多い地域だから、とにかくパワフルなスペックを選びたい」
ちょっとの差とはいえ、バッテリー交換の費用も含めた維持費を考えると、何万円かの差にはなるかもしれません。

誤解されやすいのですが、4.0Ahタイプの車種を購入してあとで6.0Ahのバッテリーに付け替えても、アシスト力自体は変わりません。逆に6.0Ahモデルに4.0Ahのバッテリーを付けると、アシスト力が弱まることがあります。

なお、ブリヂストンサイクルではアンジェリーノブランド以外の幼児2人同乗基準適合車モデルとして「ボーテ」と「ボーテアシスタ」もラインナップしています。

>> PAS、ViViの特長をチェック!

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