豪華を競う春節祝い
中国でのお正月(春節と呼んでいます)は、旧暦でお祝いします。2011年の春節は2月3日。1月も半ば過ぎると、街中も年越しの準備でそわそわした雰囲気になります。あちらこちらで春節の飾り付けが始まり、マンションやオフィスビルの入口では大きな提灯や中国結びが目につきます。中国の春節の飾りは、赤と金。豪華でとても賑やかですよ。
赤と金の春節飾り。ホテルやデパートの商業施設では工夫を凝らして華やかなデコレーションをしています。
縁起のよいアイテムを
ガイドも上海に住んでいるので、日本のお正月が終わると、春節の飾り付けです。やはりテーマは赤と金。小さなテーブルに花と小物を飾って春節到来を待ちます。我が家では、黄色い蘭のフラワーアレンジメントに、赤い干支の切絵や赤のテーブルセンターを添えて中国らしい雰囲気を出しています。それから、中国には縁起を担ぐ文様や飾り方が沢山あるんですよ。例えば、ドアに貼る【福】の字はさかさまに。これは貼り間違いではありません!さかさま【倒】が、来る【到】という発音と似ているので、「福がくる」という意味になるのだそう。こういった音遊びは他にもたくさんあって、【魚】は、ゆとりある暮らしを意味する【余】、【コウモリ】は【福】に通じるとされ、お祝い事には欠かせないのです。
ガイド宅の春節飾りは控えめに。黄色のランの花や、赤のファブリック、十二支の切り絵で中国らしい雰囲気を楽しんでいます。【福】はさかさまに貼ると「福が来る」のだそう。
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