チャートで視覚的に把握する
過去の為替レートは、金融機関の顧客専用サイトなどでも確認することができますが、口座の有無に関わらず手軽にアクセスできるのは、Yahoo!ファイナンスやInfoseek マネー、msnマネーなどのマネー情報サイト。米ドル、ユーロ、オーストラリアドル、ポンド、カナダドル……など為替レートの長期的な動きが分かります。Yahoo!ファイナンスの場合は、○○○○年○月○日高値□□.□□円、安値□□.□□円という風に詳細な数字を確認できる「時系列」とレートの動きを視覚的に把握できる「チャート」が用意されています。まずはこのチャートで長期的な動きをチェックするのがオススメです。
為替レートを動かした数々の出来事
為替レートを長期的に見てみると、大きく上下している時期があることがわかります。こうした動きの背景には、プラザ合意やオイルショックといった歴史的な出来事が存在することも少なくありません。1970年~2010年までの為替の動きと歴史的な出来事は、下記の通りです。<米ドル/円レートの動き>
日本銀行資料より作成
- 変動相場制スタート(1973年)
- 第2次オイルショック(1978年)
- プラザ合意(1985年)
- ブラックマンデー(1987年)
- 東西ドイツ統一(1989年)
- ソ連解体(1991年)
- アジア通貨危機(1997年)
- 同時多発テロ(2001年)
- ユーロ流通開始(2002年)
- イラク戦争(2003年)
- リーマンショック(2008年)
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