子供乗せ自転車/子供乗せ電動自転車の比較

電動自転車と普通子供乗せ自転車、どちらを選ぶ?(2ページ目)

子供乗せ自転車を購入する際、電動付きとそうでないもの、どちらを選ぶか悩んでいる人は多いと思います。電動アシストモデルと普通の子供乗せ自転車の違いを解説しながら、あなたにぴったりの自転車をご案内します。

遠藤 まさ子

執筆者:遠藤 まさ子

子育てグッズガイド

良いこと尽くめの電動付き自転車ですが、もちろんデメリットもあります。日常的な使い方で考えうる、デメリットについて解説します。

 


重量がある

子どもを乗せるために頑丈にできているため、そもそも重量がある子供乗せ自転車ですが、電動付きモデルはさらに重量がかさみます。その差は約5kg前後で、電動付きモデルのほとんどは30kg程度の重量があります。バッテリーや駆動部のことを考えると、この差はなんとも埋めがたいものです。

とはいえ、実は軽快車においては「漕ぎが重い」と感じるのは自転車そのものの重量ではなく、フレームの強度や全体的な設計によるところが大きく、フレームが捻じ曲がったり、ペダルを漕ぐ力が効率的にタイヤへ伝わらないことなどで「漕ぎが重い」と感じるのです。よくよく考えてみると、自転車そのものを持ち上げたり引きずったり(タイヤを転がさずに)という機会はめったにないと思います。あるとすれば、マンションなどの立体駐輪場で上段に収納する必要がある、もしくは鍵やホイールが壊れている状態で自転車店に持っていく……というときくらいでしょうか。バッテリーの充電が切れた場合でも、多少ペダルは重くなるものの普通に漕げますし、1回の充電で20km以上走行できるため充電忘れがなければほぼ大丈夫でしょう。

また、電動アシスト機能付きモデルはバッテリーや駆動部を考慮して設計していますから、「重量があるためにふらつくのでは?」という心配もありません。


バッテリーの維持費がかかる

消耗品とはいえ、意外に高価なバッテリー

消耗品とはいえ、意外に高価なバッテリー

電動付きモデルの場合、バッテリーの充電にはもちろん電気代がかかります。充電1回あたりの電気代の目安は約10円ですから、それほど大きな負担ではないと思います。ただ、バッテリーも消耗品のひとつ。毎日のように電池残量0の状態からフル充電を繰り返すようなハードな使い方をしている場合、バッテリーの減りが早くなり、1年ほどでバッテリーを買い換えなくてはならないこともあり得ます。バッテリーを単体で購入すると2~4万円程度しますから、使用状況によっては大きな出費となる可能性があります。


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