子供乗せ自転車/子供乗せ自転車

子供乗せ自転車の選び方

都市圏に住むパパ・ママに必要不可欠な、子供乗せ自転車。その選び方のポイントや普通の軽快車との違いについて解説します。

遠藤 まさ子

執筆者:遠藤 まさ子

子育てグッズガイド

子供乗せ自転車って何?

都市圏に住むパパ・ママに必要不可欠な、子供乗せ自転車。その選び方のポイントや普通の軽快車との違いについて解説します。

まず、子供を同乗させられる自転車は以下のように大別されます。

  • 前部に子供を乗せられるように設計された自転車
  • 後部に子供を乗せられるように設計された自転車
  • 前後に子供を乗せられるように設計された自転車(3人乗り自転車)
  • 普通の自転車に、幼児用座席を取り付けたもの

さらにこれらの自転車は、それぞれ電動アシスト機能付きモデルと、そうでないものに分けられます。子供乗せ自転車は一般的な自転車に比べると高価ではありますが、それだけの機能性を持っており、購入した人の85%が「満足している」と回答しているそう。とくに満足度が高いのは、全体的な安定感や頑丈さのようです(「幼児2人同乗基準適合車*を購入した人」200名へのアンケート調査/社団法人 自転車協会)。

では、子供を乗せられるように設計された自転車は、普通の自転車と何が違うのでしょうか。


子供乗せ自転車の機能性

前後に荷重がかかっても、転倒しにくかったり転倒してもなるべく危険が少ないように設計されているのが子供乗せ自転車の特長

前後に荷重がかかっても、転倒しにくかったり転倒してもなるべく危険が少ないように設計されているのが子供乗せ自転車の特長

フレームの剛性が高い
運転する人と幼児の体重を合わせ、合計80kg以上の荷重がかかっても大丈夫なようにフレームが丈夫に作られています。これは安全性を高めるだけでなく、ハンドルをきったりペダルを踏み込んでもたわみにくく、ふらつき難いという利点もあるのです。

子供を乗せてもバランスがとりやすい設計
重心を低くして安定感を高めるために、子供を乗せるほうのタイヤサイズを20~22インチに小型化しています。また、スカートでも乗車しやすいように低床フレーム設計を採用しているものがほとんどです。

新JIS規格に則ったリアキャリアは、太くて頑丈

新JIS規格に則ったリアキャリアは、太くて頑丈

新基準の頑丈なリアキャリアを採用している
子供を後ろに乗せる場合、リアキャリアは最大で25~27kgの耐荷重をもつ剛性の高いものでなくてはなりません。これはJIS規格が改正したことによるもので、後付のチャイルドシートであっても要件を満たす必要があります。

頑丈で使いやすいスタンドが付属
一般的な自転車よりも幅広で頑丈なスタンドがついています。とくに後部座席を使用する際には重要なポイントになります。

ハンドルロック機能がついている
ハンドルが急旋回するのを防ぐ、セミロック型のストッパーです。子供の乗せ降ろしの際、転倒を防ぐのに効果的。

専用設計のチャイルドシートが付属している
とくに価格の高いモデルであるほど、チャイルドシートも専用設計がなされていて、チャイルドシートを取り付けた状態で乗車しやすいように最適化されています。一見同じようなチャイルドシートでも、取り付け位置が異なるだけで乗降りのしやすさや漕ぎやすさはグンと変わります。

パワフルなバッテリーを採用している
電動アシスト機能付きモデルに関しては、とくに幼児2人同乗用自転車はパワフルで大容量のバッテリーが採用されています。

専用の保険・保障を用意している
ブリヂストン、ヤマハ、丸石サイクルなどは、自社製品搭乗時の事故に備えた傷害保険を用意しています。

いずれのモデルを購入するにしても、「BAAマーク」がついているものを選べば、まずは間違いがないでしょう。また、3人乗りを予定しているときにはBAAマークだけでなく「幼児2人同乗基準適合車」の表示があるものを選んでください。3人乗り自転車の詳細については、こちらで解説しています。次ページからはこれらの機能について細かく見ていきましょう。


>> フレーム設計の違いとは?

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