未来への投資としてのガジェットの愉しみ
DoCoMo「GalaxyTab」、Sony Ericsson「liveview」
左/Sony Ericsson「liveview」実売価格1万円前後、右/DoCoMo「Galaxy Tab」3万5000円前後
しかし、宇井野さんは、そんな実用面とは関係ないところに価値を見出します。以下が宇井野さんのコメントです。
「かつて、appleがNewtonを販売してたとき、SinbianがPsionを販売してたとき、好んでそれらを買いました。使い物になったかどうかは別の議題として、買い物としては“よかった!” ただただ、面白かったのです。そんなゲテを購入した経歴がきっかけで、物に詳しい緒先輩方と知り合いになれたり、楽しい会合にも参加したりしている今があります。思えば、あの時、私は“未来”にも投資していた。今年のギリギリになって購入したGalaxyTabと、ソニエリのliveview。まだ、とても実用にはほど遠いものの、あのNewtonやPsionを手に入れたときと似た感覚があります。未来を内包した楽しみを手にした感じ。ガジェットがビジネスに有用だ、なんて幻想は要らないです。」
実際、持っているだけで嬉しいもの、ワクワクするもの、というのは、実用とは関係ないところに魅力があるものだったりします。実用はその後に付いてくるものでしょう。何かを買う「嬉しさ」というのは、ガジェット好きにとって、「使える」なんてことより、遥かに重要なのです。
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