男のこだわりグッズ/グッズ関連情報

今年買って嬉しかったものベスト5~2010年版(3ページ目)

今年もさまざまな名品、名作が発売されました。そんな2010年を振り返って、文具王の高畑正幸さん、銀座五十音の宇井野京子さん、信頼文具舗の和田哲哉さん、ガジェットの巨匠大谷和利さん、そしてガイド納富が、それぞれ、今年買って最も嬉しかったグッズを選びました。現代の目利きによる、まさに2010年のベストバイです!

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

未来への投資としてのガジェットの愉しみ
DoCoMo「GalaxyTab」、Sony Ericsson「liveview」

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左/Sony Ericsson「liveview」実売価格1万円前後、右/DoCoMo「Galaxy Tab」3万5000円前後

銀座の文具を中心にした粋ガジェット専門店、五十音の宇井野京子さんが、今年最も嬉しかったガジェットが、DoCoMoの「GalaxyTab」とSony Ericssonの「liveview」。「GalaxyTab」は、Androidを搭載した、DoCoMoのタブレット型情報端末。そして、「liveview」は、Android用の腕時計型情報表示ツールです。Android端末、この場合は「GalaxyTab」が受け取った、twitterの書き込みやRSSからのニュースなどを表示してくれるツールが「liveview」というわけです。もちろん、「GalaxyTab」内の音楽などの再生も行えます。ただ、まだまだBluetoothによる接続が安定しないなど、実用面では難しいところもあるようです。

しかし、宇井野さんは、そんな実用面とは関係ないところに価値を見出します。以下が宇井野さんのコメントです。

「かつて、appleがNewtonを販売してたとき、SinbianがPsionを販売してたとき、好んでそれらを買いました。使い物になったかどうかは別の議題として、買い物としては“よかった!” ただただ、面白かったのです。そんなゲテを購入した経歴がきっかけで、物に詳しい緒先輩方と知り合いになれたり、楽しい会合にも参加したりしている今があります。思えば、あの時、私は“未来”にも投資していた。今年のギリギリになって購入したGalaxyTabと、ソニエリのliveview。まだ、とても実用にはほど遠いものの、あのNewtonやPsionを手に入れたときと似た感覚があります。未来を内包した楽しみを手にした感じ。ガジェットがビジネスに有用だ、なんて幻想は要らないです。」

実際、持っているだけで嬉しいもの、ワクワクするもの、というのは、実用とは関係ないところに魅力があるものだったりします。実用はその後に付いてくるものでしょう。何かを買う「嬉しさ」というのは、ガジェット好きにとって、「使える」なんてことより、遥かに重要なのです。

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