ガジェットの目利きの方々が嬉しかった2010年の買い物
今年も、もう終わりですが、振り返れば、ガイド納富もさまざまな買い物をして、感動したり失敗したりしながら、また色んな事を考え、記事にしてきました。特に、今年は、iPadやデジカメ「E-P2」、ブックライト「MAX-5」、座椅子クッションの「tetra」、iPhone用ギターアダプタ型スピーカー「EZ-100」と「Fingerist」などなど、長く使える名品が揃っていたと思います。そんな2010年に買って一番嬉しかったグッズを、ガイド納富が現代の目利きと尊敬する方々に紹介していただこうというのが今回の企画です。忘年会的に、華やかにぱーっと盛り上げてみたいと思っています。お迎えしたゲストは、まず、マック・エバンジェリストとして、自転車ライターとして、何より、さまざまなガジェットを使いこなすのはもちろん、次々と自作もされてしまう、大谷和利さん。続いて、輸入文具を中心に、自らの目で見つけた文具を扱うネット文具店の老舗信頼文具舗の店長にして、数々のベストセラー文具本の著者でもある和田哲哉さん。さらに、銀座五十音のオーナーとして、様々な分野の作家や職人さんたちとのコラボによるグッズを企画、開発、販売も行い、近年ではお稲荷さんの管理人も勤めて使える開運グッズも発明する宇井野京子さん。そして、もう説明する必要もないかもしれない、文具王こと高畑正幸さんの四人。それに、私、ガイド納富を加えた五人の小物好きによる、2010年、買って嬉しかったモノ特集、早速、始めましょう。前置きが長くなりましたが、それではご紹介しましょう!
電子の豆本のためのガジェット/Apple「iPod nano」
他に8GB版(13,800円)もある。電子豆本として使うなら8GBで十分。Apple「iPod nano 16GB」1万6800円
電子書籍の、著作権保護の名目で利権争いをしてユーザー不在のままサービスが登場する現状に、本当に悲しい思いをしていたせいもあって、電子豆本「nanobook」は、衝撃的であり感動的だったのです。これ、要するに、480×480ドットのJPEGファイルを見せたい順序に連番のファイル名を付けて、アルバムとしてnanoに読み込ませるだけのものです。iPod nanoの写真ビューワーとしての機能が、たまたまページをめくるようにして見る事が出来るものだった、ということと、サイズが丁度豆本っぽかったという、それだけなのですが、それだけだからこそ、とても「本」だと思うのです。小さな本を「愛でる」ようにして読む。この喜びは、2010年最高のモノだったと思うのです。
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