株式戦略マル秘レポート/西村剛の「統計で勝つトレード」

りそなの株価は回復するのか?(2ページ目)

8308りそなホールディングスの株価が11月に大きく下落しています。公的資金返済のための公募増資観測報道が原因で1ヶ月で株価が約20%下落しました。そこで今回は過去データからりそなの株価が回復する確率についてお伝えしたいと思います。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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8308りそなホールディングスの検証結果

システムトレードの達人

出所:システムトレードの達人


勝率: 47.06 %
勝ち数: 16 回
負け数: 18 回

平均損益(円): 156 円  平均損益(率): 0.08 %
平均利益(円): 27,855 円  平均利益(率): 13.93 %
平均損失(円): -24,466 円  平均損失(率): -12.23 %
平均保持日数: 19.62 日

平均損益0.08%、勝率47%の検証結果を見る限り、今回の検証パターンでははっきりとした統計的な傾向は見られませんでした。
株価が動くまでの期間を見た場合、りそなの株価が±10%に達するまで10日~84日、平均19.6日程度と考えればいいでしょう。

次に売りの条件を
  • 含み益が20%、もしくは含み損が20%下落したとき
に変更したときの結果を見てみましょう。
システムトレードの達人

出所:システムトレードの達人


勝率: 41.18 %
勝ち数: 7 回
負け数: 10 回

平均損益(円): -9,001 円  平均損益(率): -4.50 %
平均利益(円): 45,977 円  平均利益(率): 22.99 %
平均損失(円): -47,485 円  平均損失(率): -23.74 %
平均保持日数: 89.65 日

売るときの条件を±10%から±20%に変更した場合、検証では成績が悪化しました。買いの条件に「株価が25日移動平均線を下回る(=下落トレンドが継続している)」といった条件をつけているため成績が悪化していると考えられます。

今回のりそなホールディングスの場合、現在の状態ではまだ明確に買いのタイミングとは言えないという結果になり、また現在のりそなホールディングスのような下落トレンド中の銘柄を買う場合には、小幅で利食い、損切りを行うほうがよいといえるのではないでしょうか。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)
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