性欲はあるのに、中折れになってしまう――。こんな悩みを抱えてガイドのクリニックを訪ねてこられる高齢(65歳以上)のED(勃起不全、勃起障害)患者さんが増えてきました。

訪ねてこられるのは、まだ気持ちに余裕のある方で、中には、最初から「恥ずかしいこと」と決め付けて、悶々とした毎日を送っている方が少なくないはずです。

性の喜びは年を重ねるに従って衰えるのではなく、老いてますます深みを増す「一生もの」だと思います。高齢者だからといってあきらめる必要は、まったくありません。

十二分な性欲を阻む不十分な勃起

多くの男性の頭の中には「年をとれば勃起能力は低下するもの」という考えが知らず知らずのうちに刷り込まれているようです。

そこで、年齢を問わず、たとえ1度でも中折れを経験すると「いよいよ来るべきときが来た」とあきらめてしまいがちです。その思いは若いときほど深刻でしょう。

ガイドのクリニックには、20代から80代までの患者さんが来院されますが、EDを治して充実した性生活を取り戻したいという願いの強さに年齢の差はないようです。

中には、十二分な性欲があるのに、不十分な勃起しか得られないため、パートナーとの関係がしっくりいかず、夜も眠れぬほど苦しんだという高齢の患者さんもいます。

あらゆる自信の源になる勃起力

陰茎の勃起は男性だけが実感できる「張り合い」の表現方法の1つといえます。男らしさの象徴である勃起の回復は性生活の場面だけでなく、あらゆる自信につながると考える男性は多いのではないでしょうか。

逆に、EDに陥ると、性的な機能だけにとどまらず、仕事面や家庭生活にまで影響が及ぶことがあると感じる男性は多いでしょう。その意味で、勃起の有無は股間だけの問題ではなく、生きがいややりがいにも響く重要なバロメーターでもあるといえるでしょう。

それだけに、自分の意思とは裏腹に、夜の「戦線離脱」を余儀なくされ、つらい思いをしたり、パートナーからの心無い一言で心身共に叩きのめされたりした経験をもつ高齢の患者さんは意外に多いのです。

とてつもなく高い(?)病院の門

関心を持っていながら、病院の門を高いと感じる高齢の男性は多い

関心を持っていながら、病院の門を高いと感じる高齢の男性は多い

糖尿病でありながら、ED治療で当院に通院中の高齢の患者さんから「年齢に関わらず、夫婦にとって性のつながりが大切なことを実感した」という話を聞いたことがあります。

性的にアクティブな患者さんなので「些細なことで口げんかをしたり、黙りこくってお茶をすすったりしている暇があったら、女房と愛し合いたい」という望みをお持ちです。

パートナーとのよりよい性生活を前向きに考える、こうした高齢者にこそ、ED治療薬は大きな効果をもたらします。ところが、多くの高齢者には病院の門がとてつもなく高く思え、くぐること自体を躊躇されるようです。

「いい年をしてED治療薬を使うなんて」と思われやしないかという先回りしたためらいもあるでしょう。しかし、ED治療薬は決して「いやらしい薬」ではありません。ましてや、EDの治療で病院を受診することは「恥ずかしいこと」ではありません。

男のためだけではないED治療薬

勃起力の改善をさまざまな自信につなげて「現役時代」を謳歌する高齢カップル

勃起力の改善をさまざまな自信につなげて「現役時代」を謳歌する高齢カップル

ED治療薬を服用して、以前のような豊かな性生活を取り戻した患者さんは異口同音に「思い切って専門の医師に相談してよかった」とおっしゃいます。

ED治療薬は決して男性のためだけにあるのではありません。性行為をより充実したものにするために必要な手助けをする、この薬の恩恵は、強い勃起を介してパートナーにももたらされるからです。

高齢者でも性的に積極的な方や、ED治療薬の助けを借りて得た勃起力をさまざまな自信に転化させている方は大勢いらっしゃいます。ED治療薬をお守り代わりに携帯して「臨戦態勢」を整えているケースも珍しくありません。

年齢だけで引退宣言を出すのはもったいないと思います。心身共に健康な人にとって、ED治療薬という心強い味方がある限り、勃起力に関して「高齢」は死語になりそうです。

>>EDになりやすい年齢って?
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