内装建材/室内ドア・階段の基礎知識・新商品

トステム 「室内引戸」&「引込み戸」(2ページ目)

室内建具として引戸が見直されてきています。機能的にもデザイン的にもバリエーションが豊富になり、取り入れやすくなっています。今回は、そんな引戸と引込み戸の新商品、ふたつをご紹介しましょう。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

内装建材ウッディーラインシリーズ「引込み戸」

半分開けた状態

半分開けた状態

使い勝手のよさで見直されてきた引戸ですが、引き込んだ時の戸袋部分はどうしてもデッドスペースになりがちなのが難点。けれど、袖壁の厚み部分に戸袋を納めれば、室内外ともに壁が残り、壁にそって家具を置くなどスペースを有効利用することが可能になりますし、戸が壁の中に消えるので、すっきりとした空間をつくることもできます。

そんな特徴を持つ新商品が、内装建材ウッディーラインシリーズ「引込み戸」。袖壁の厚み部分に戸袋を納める構造を新開発したものです。

上吊方式を採用した戸は、敷居がなくすっきり納まりますし、敷居部分にホコリが溜まることもないので掃除もラクに。戸が閉まりきる前にそっと閉まる「ソフトモーション」機構が装備されているので、指挟み事故も軽減、戸先が枠にあたる際の衝撃音も気にならないでしょう。


全開した状態

全開した状態

また、袖壁内の戸袋に引き込まれた戸を押すと飛び出す「ポップアップ方式」なので、戸袋に収納された戸を簡単に引き出すことも可能です。

【仕様】
色/7色
ポップアップ方式(標準装備)
ソフトモーション機構(標準装備)

【寸法と価格】
寸法/幅1,454mm~1,824mm×高さ2,023mm
価格/85,000円~145,000円
※消費税、組立費、工事費、運賃等は含まれません。


最近では、子育て世代や高齢者世帯で引戸が注目されています。全戸引戸採用を謳ったマンションや戸建も発売されるなど、その魅力が見直されてきているようです。開閉の際、体の位置を変えず横に引くだけという使い勝手のよさや室内の空気環境を調整できるといった点でも評価されているのでしょう。商品バリエーションも増えて選びやすくなった引戸タイプの室内扉。新築やリフォームの際には検討してみてはいかがでしょうか。

[詳細情報] トステム  



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