「相談会」は、どんなお産がいいのかを一緒に考える場
まずは、相談会に出席してみましょう。助産師さんに何でも質問しましょう
ここでの出産を検討してみたいなら、妊娠が安定期に入る10週くらいの頃、まず「相談会」に出ます。
「妊娠初期は妊娠が不安定な時期。はじめは医療設備の整ったところにかかってください。そして妊娠が確定し、妊娠初期の検査も終わって特に問題がない妊娠だとわかったら、その時点で相談会の予約をしてください。」(堀内先生)
相談会とは、助産師さんが、どんなお産をしたいのかご本人の希望を聞いた上でクリニックの特徴や理念を説明するというもの。「お見合い」と考えればいいでしょう。
相談会のあとはその場で初診の予約をすることもできますし、この日は帰って家族と相談してから決めることもできます。
ローリスク妊婦さんには、たくさん選択肢がある
私がうかがった日も相談会がありました。そこにいらしていたご夫婦にお話をうかがうと、おふたりは最近まで聖路加国際病院で産もうと考えていたそう。「でも自分は幸運なことにローリスク妊娠なのだから、大きな病院に限定して考えなくてもいい」と最近思うようになったそうです。相談会でたくさん質問をしたあと、このおふたりはここでの出産を決めて行かれました。
妊娠中に参加できるクラスがたくさんあり、お産はフリースタイル出産
分娩室にはフリースタイル出産に役立つものがそろっています。
こうしてこのクリニクッの妊娠ライフは始まり、助産師さんとの二人三脚で、助産院で産むような身体作りをしていくことになります。マタニティビクス、ヨーガ、母乳のクラスなど、院内での準備教育も盛んです。
お産は、分娩台での固定がないフリースタイル出産で会陰切開はほとんど実施されていません。お風呂に浸かって痛みを癒すこともできるし、本人が望む人であれば立ち会い出産も制限はありません。
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