看護師さんの内診問題などで「助産師不足」の問題が表面化してきましたが、助産師とは一体どんな人?いてくれると、どんなことが違うの?「助産師のいる産院で産みたい」という女性にお聞きしてみると‥‥。

ささいなことでも相談しやすく、癒される

Mさんは、東京の診療所に通院しながら、出産は実家近くの大きな病院で出産予定の妊婦さんです。出産する病院にはたくさんの助産師がいますが、今通院している診療所は、そこにいる白衣の女性が看護師か助産師か分かりません。そこを選ぶとき、Mさんは助産師のことは考えませんでした。医師が女医さんでとてもよく説明してくれるので、満足してもいました。

ところが、きくちさかえさん(マタニティ・コーディネーター)のマタニティクラスに参加したとき、そこにひとりの助産師が参加していました。当時お腹がよく張ることが気になっていたMさんがそのことを相談してみると「冷やさないことが大切よ」と腹帯(さらし)のまき方や足湯の方法を教えてくれ、暖かく励ましてくれました。西洋医学の治療と違う養生法を教えてもらって安心できたMさんは「助産師の良さは、こんなこと聞いてもいいのかしら、と思うようなことでも気軽に聞けること」と言います。そして今から、出産する病院の助産師ともいい関係が築けることを期待しているそうです。

陣痛室にひとり放置されるお産はいやなので助産院へ

大林さやかさん(仮名)は、かつて、妊娠前に大葉ナナコさん(バースコーディネーター/All About「共働きの出産・子育て」ガイド)の教室に参加して自然出産の話を聞き、出産への不安が和らいだために妊娠を決意できたという妊婦さんです。そして、その自然出産をするためには助産師という職業の人が助けてくれるのだと知りました。

大林さんは、まもなく助産院で出産します。「妊婦健診がとても充実していて、1時間以上かけてくれることもあります。マッサージも専門的に勉強した助産師さんなので、妊婦健診の時には必ずマッサージをしてくれ、あらゆる不安を聞いてもらえます」

大林さんがお産が怖かったのは、友人から「陣痛室にひとりで長時間放置されていたの」と聞いたり、会陰切開の話を聞いたりしたためでした。そういう体験をしなくては子どもが持てないと思っていたのです。でも、お産にはいろいろな産み方があると知り、実際に相性のいい助産師に出会えた大林さんは幸運でした。

>>資格の重要性>>