『蛇腹便箋』~はいばら
町人文化が発展した化政文化の初期1806年(文化3年)に創業し、現在7代目が社長を務める和紙の店が『はいばら』。今でも変わらず「和紙のある生活」を提案しています。店内には色鮮やかな便箋や封筒、はがき、のし袋、うちわなどの和紙雑貨などが所狭しと並び、入り口に立っただけでもワクワクします。約200年前、江戸の庶民に最初に良質の和紙・雁皮紙を売り出したのがお店のスタートで、罫線を引いた便箋や、官製はがき、ポチ袋などは『はいばら』が発祥の地。また明治大正期に活躍した画家・竹久夢二は『はいばら』のブランドデザイナーで、さまざまな図案を提供、現在も夢二のデザインした商品の復刻版が販売されています。
そんな『はいばら』で特にオススメなのが『蛇腹便箋』(525円)。一筆書きが蛇腹状につながっていて、折り目のミシン目を好きなところで切って使用するという大変便利な便箋です。「一筆書き1枚に収めるつもりが、スペースが足りない!」と焦ることもこれで解消。巻紙の発想を現代風にアレンジした便箋は『第19回日本文具大賞デザイン部門優秀賞』も受賞しています。
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■はいばら
住所:東京都中央区日本橋2-8-11 旭洋ビル 2F
TEL:03-3272-3801
営業時間:平日 10:00~18:30/土曜10:00~17:00
定休日:日曜・祝日
アクセス:東京メトロ『日本橋』駅より徒歩1分
日本橋の老舗有名店で求める東京土産、いかがでしょうか。どの商品も「老舗といえども新しい挑戦は忘れない!」そんな心意気を感じる逸品です。