カフェ/神田神保町・馬喰町・新宿・飯田橋のカフェ

cafe Birdbath(カフェバードバス)…笹塚・幡ヶ谷(4ページ目)

幸福な恋の記憶のつまった「兄貴のパウンドケーキ」をはじめ、晩酌にぴったりのごはんプレートなど、手間をかけたメニューが並ぶカフェをご紹介します。店名は女性オーナーが「鳥たちが水浴びしてリフレッシュする場所」という意味をこめて命名。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

...続きを読む

女性が長く続けられる仕事を求めて 

小春日和には入口を開放。

小春日和には入口を開放。のんびりと心地よい午後の時間を過ごしました。

カフェ開業に直接つながったのは、モトヤエクスプレスでの仕事。会社員の友人と話しているときに、女性が定年まで働き続けることのできる仕事はなんなのだろうとふと考えたのが、ワゴン車のコーヒー屋台であるモトヤエクスプレスに転職するきっかけに。人と接するのが好きな神戸さんにとって、それは楽しい仕事だったようです。

「自家焙煎に切り替える前のモトヤエクスプレスは、コクテール堂の豆を使っていて、その味が好きだったんです」

自分のカフェを開くときはコクテール堂の豆を使いたいと、コクテール堂に転職。いずれの場合も「ここで働きたい」と思いながらお店に行ったら偶然に求人の貼り紙があってすぐに採用されたという幸運の持ち主ですが、ご自身に運を呼び寄せる力が備わっていたのでしょうね。

ほんのりと心をあたたかくする小さなエピソード

「お店の裏はすぐ海」をイメージして、BGMは静かな波の音。

「お店の裏はすぐ海」をイメージして、BGMは静かな波の音。

「毎日のように通ってくださる30代の女性のお客さまがいて、あるとき、しばらく見かけないと思ったら、交通事故で入院していたということがありました。その女性がまだ痛々しく腫れた顔で『今日退院したばかりなんだけど、バードバスでごはんが食べたくて、家に帰るより先にここに来たの』とおっしゃったのが嬉しかったですね」

それは年の瀬も押しせまった時期のこと。入院していたのではクリスマス気分も楽しめなかったでしょうと、デザートをクリスマスメニューのようにアレンジして喜ばれたそうです。

cafe Birdbathのメニューとショップデータはこちら
  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます