iPhoneを限定的に使うなら「標準プライスプラン」
ソフトバンクモバイルではもうひとつ「標準プライスプラン」というのを用意している。バリュープログラムのようにパケット料金が固定されておらず、月額最低1020円からパケット料金が設定され、上限は4410円となっている。「外出先ではほとんどパケットはつながないつもり」「外出先ではポケットWi-Fiルーターなどを経由するつもり」というユーザーは、月額1029円にすることも可能かも知れないが、使い勝手は決していいものとは言えない。
月月割の設定額が毎月1440円の割引となっている。そのため、本体価格もバリュープログラムに比べて16GB、32GB、64GBモデルでそれぞれ1万1520円高い設定になってしまう。iPhone 4Sをアクティブに使うというのならば、はじめからバリュープログラムで購入しておいた方がいいだろう。
iPhone 3G、3GS、4ユーザーが機種変更するときの注意点
iPhone 3GSやiPhone 4ユーザーが機種変更する場合に気をつけなければいけないのが月月割の存在だ。本来、新機種を分割払いで購入している場合、毎月、分割支払金(割賦金)に対して月月割と呼ばれる割引が適用されているのだが、機種変更をするとこの割引が適用されなくなってしまうのだ(ただし、新しく購入した機種には適用される)。ただし、ソフトバンクモバイルでは現在、キャンペーンを展開しており、iPhone 3G、3GSユーザーであれば、iPhone 4SもしくはiPhone 4への機種変更に対して、利用中の機種の割賦残債相当額を毎月キャッシュバックしてくれる。すでに割賦を完済したユーザーに対しては、一律6000円キャッシュバックしてくれる。
またiPhone 4ユーザーが4Sに機種変更した場合、これまで使っていたiPhone 4を家族に渡し、家族が新規契約をすれば、月月割を引き継ぐことが可能となっている(残債は本人が支払う)。期間限定ではあるが、このようなキャンペーンを活用することで、お得に機種変更ができるわけだ。
次のページでは、従来の携帯電話から電話帳データを移行する場合についての注意点を解説しよう。