底値を知って賢く買い物!
そんな時に役立つのは底値帳です。
底値帳をつける意味
底値帳をつけるのは、何がなんでも底値で買うためだと思われそうですが、決してそうではありません。底値帳をつける一番の目的は、価格相場を知るためです。底値帳をつけることで節約の効果が大きく出るのは、普段あまり価格を意識してお買い物をしていない方です。そんな方は底値帳をつけることで底値だけではなく、定価や一般的な価格が見えてくるでしょう。
頻繁に買い物をしていて、いつも買うものの底値はほとんど頭に入っているという方なら、無理して付ける必要はないと思います。ですが、いくら普段買い物をしていて大体の底値は頭に入ってると思っていても、たまにしか買わない調味料や、内容量が異なる商品を選ぶ際には、幾らなら安いのかが良くわからなくなることがありますよね。そんな時のためにも、底値帳は役立ちます。
また、何軒かのお店を使い分けている方にとっては、どの店でどのような商品が底値になりやすいか、店の傾向もわかってくるでしょう。それによって、何を買うかでお店を選ぶという判断基準にもなります。
底値帳のつけ方
底値帳に記入すべき項目は以下の通りです。◆品名(品物の名前もしくは商品名)
◆内容量(○g、○本入り、○mlなど)
◆店名
◆価格
底値帳をつけ始める際は、最初から底値である必要はありません。まずは普段の買い物のレシートなどから価格を拾い出し、記入していきましょう。次回以降この価格よりも安く売っていた、もしくは買えた場合、価格を更新します。
通常は自分が買い物をした物(レシートなど)から価格を拾い出して底値帳をつけると良いと思いますが、チラシから拾い出す方法もあります。この場合商品の数が膨大ですので取捨選択は考えなくてはなりませんが、スーパーの安売りサイクルが自然とわかるようになるというメリットもあります。
底値帳は基本的に手書きで記録していきますが、チラシから抜き出す場合はチラシを直接切り取ってノート等に張り付けていくのも良いでしょう。
底値帳をつけるときのポイント
◆底値だけでなく妥協価格も価格を記入する際、底値だけを記入していっても良いのですが「妥協価格」を記入しておけば買い物の際迷いが少なくなり良いと思います。妥協価格とは、底値ではないけど定価ではない。この価格よりも低ければ買いだな、と思われるボーダーラインの価格です。
底値を知るのは大事ですがいつも底値で買えるとは限りませんので、妥協価格が書いてあれば底値を待って買いそびれたりすることもなくなります。
◆書かなくて良い物
野菜、果物、魚のような、季節で価格の変動が大きなものは底値を調べる意味があまりないため、底値帳には記録する必要はありません。どちらかというと、底値よりも旬の時期をきちんと把握しておく方が良いでしょう。
また、週に何度も買うような食材などは、おそらく書かずとも底値が頭に入っているでしょうから、こちらも無理して書かなくても良いでしょう。
◆携帯できる物に記入する
底値帳は家計簿やノートなどに記録していっても良いですが、できれば携帯性の良い物に記入して買い物の際には持っていくのが理想です。
小さなノートや手帳なども良いですが、小さなアドレス帳を使うと便利です。アドレス帳の場合あかさたな順に見出しが付いているため、品名の分類が容易で探しやすく、携帯性にも優れています。
他には携帯電話のメモ帳機能を利用するのもオススメです。分類を「買い物」などとし、タイトルを品名にすると見やすいでしょう。底値を更新すれば、その日時が自動的に入るのも良いですね。