新青森からの便利な青森旅行
新幹線と直角に交差して地上を走る在来線は、JR東北本線ではなくJR奥羽本線である。乗り換えれば、一駅5分で従来の青森駅に着く。また、弘前方面へ行く特急「つがる」、北海道の函館へ向かう特急「スーパー白鳥」「白鳥」、さらには新たにデビューするハイブリッドシステムを搭載した新型リゾートトレイン「リゾートしらかみ」(五能線)、「リゾートあすなろ」(津軽線・大湊線)も発着する。新青森を中継地に列車の旅は、ますます充実したものになるだろう。また、東北新幹線自体も、2011年3月5日(土)の新型高速新幹線車両E5系「はやぶさ」によるスピードアップとワンランク上のファーストクラス「グランクラス」導入によるグレードアップと進化し続ける。こちらも非常に楽しみだ。
新青森の新幹線ホームは、終着駅らしい行き止まりのスタイルではない。線路はさらに延びている。当面は、その先にある車両基地へ向かう列車のみが利用するが、2015年度(予定)には、青函トンネルを通って新函館(仮称)行きとなる北海道新幹線の列車が走ることになっているのだ。これで終わりとはならない、さらなる発展を予感させる新青森開業である。