株式戦略マル秘レポート/西村剛の「統計で勝つトレード」

プロミスの株価は回復するのか?(2ページ目)

消費者金融大手プロミス(8574)の株価が急落しています。これは、同業である武富士の破綻の影響による過払い請求等により、業界環境の厳しさや本社ビルの売却報道など資金繰りの悪化が懸念されていることが株価下落の要因と言われています。今回はそんなプロミスの株価が回復するかどうか統計的に検証を行いました。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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急落銘柄の検証結果

急落銘柄の検証結果

急落銘柄の検証結果

 
  •  勝率: 56.82 %
  •  勝ち数: 1,438 回
  •  負け数: 1,093 回
  •  平均損益(率): 8.36 %
  •  平均利益(率): 38.33 %
  •  平均損失(率): -29.54 %
  •  プロフィットファクター: 1.707
  •  平均保持日数: 12.72 日

資産曲線が右肩上がりである点やプロフィットファクターがプラスという点から考えると、今回の急落銘柄の反発を狙う投資法は有効だと言えるでしょう。

成績よりもむしろここで注目していただきたいのは「平均保持日数」です。20%含み益がでるか、20%含み損が出るまでのおおよその期間が13日と過去のデータでは検証されました。各年ごとのデータでみると期間は8.6日から21.8日となっています。

プロミスの株価が回復するまでの期間は8日~22日程度で、株価が20%反発する確率は約56%と言えるのではないでしょうか。

企業分析も必要

今回のプロミスのような倒産懸念から株価が急落したパターンの場合、過去の株価データから検証を行うことに加え、企業業績を分析し、倒産する可能性が限りなく低いのかどうか分析をしたり、投資する際にも通常よりも少額に抑えるなどしてリスク管理を徹底するとさらに安心して投資が出来ると思います。ぜひ皆さんも参考にしてみてください。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)

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