カード会社と警察署に連絡しましょう
クレジットカードを盗まれたらどうする?
カード番号が分からなくても向こうで調べてくれるので、一分でも早く連絡しよう
カードがないと気づいたらまずカード会社に電話しましょう。カード会社には24時間・年中無休でカード紛失・盗難専用の窓口があります。万一、あなたのカード番号が分からなくても、名前と住所をいうと、係の人が調べてくれます。カード会社に届け出ると、カードの無効手続が速やかに行われ、不正利用を防止します。また、ほとんどのクレジットカードはカード紛失・盗難保険が付保されており、届け出た日から60日遡ってそれ以降の損害が補填されます。早めに届け出ることが大切です。(保険適用にならないケースもあります)
警察署に行き、紛失・盗難届けをだし、受理判をもらおう
次にすぐに最寄りの交番か警察署に行きましょう。係官に調書を作成してもらい、カードの紛失・盗難の届け出の受理判をもらいます。そして、できるだけ早くその証明書をもって、カード会社に行き手続きをしましょう(カード会社が近くにない場合は郵送します)。 カード会社に連絡をした時点で、そのカードは無効になりますが、警察の証明書がないと「カード盗難保険」がおりない場合がありますから、面倒でも警察への届け出は忘れないようにしてください。海外でのトラブルについては、現地にあるデスクに頼ろう
海外で紛失してしまった時も同じです。その地区の日本語サポートデスクに連絡すれば、すぐに本社に情報が届きカードを無効にしてくれます。24時間・年中無休で対応してくれます。さらに、海外でも現地の警察署に赴いて紛失・盗難届を出し、証明書を発行してもらいます。また、カード再発行の意志があれば、現地のデスクに行って手続きをします。これが一般的な流れです。カード会社によっては、緊急カードの即時発行や緊急キャッシングサービスを行ってくれるところもあります。しかし、緊急カードは海外で一時的にしか利用できませんので、帰国後は正規のカードに切り替える必要があります。
海外でのトラブルでは、すぐさま大使館や総領事館を思い浮かべてしまいます。こういった在外公館では、現地警察への届出に関して助言はしてくれますが、被害届の代行は行ってくれません。また、送金方法は教えてくれますが、お金は貸してくれません。ですから、渡航前には、保有するカードの現地連絡先を忘れずに控えておきましょう。
利用者がすべきこと
ここまで読むとカードの紛失・盗難があっても安心、と油断してしまうかもしれません。しかし、実際カードを紛失すると再発行までの間カードが利用できなくなりますし、再発行の際には手数料も発生してしまいます。それよりも、自分のカードが知らないところで犯罪に利用されていることは、決して愉快なことではありません。また、紛失・盗難時に補償が受けられるといっても、カード裏面の署名がなかったり、類推されやすい暗証番号を設定していたり、カード管理に不備があると判断された場合保険が適用にならないケースもあります。
くれぐれもクレジットカードは大切に保管、管理するように心がけておきましょう。
※クレジットカードの不正利用による損害への補償については、カード会社によって異なります。くわしくは保有するカードの会員規約をご覧ください。