クリップボードは実はとても便利だという事

スリムメイト

サンダース「スリムメイト」2,300円(税込)

路上アンケートとかによく使われるクリップボードという道具があります。というか、まあ皆さん普通に知っていると思うのですが、この、昔からある道具が実は持ってると凄く便利だという事を知っている人は少ないような気がします。いや、便利なのは分かっていても、そのルックスとか古くさい感じに、何となく普段使うものではない、そんな気がしているのかもしれません。

クリップボードは、立ったままでも、机が無くても、しっかりとした文字をスムーズに書くことができるという道具です。要するに、「どこでも机」です。この「どこでも机」を実現するツールは、クリップボードの他には画板かブロックメモくらいしか思い付きません。そして、画板は大き過ぎ、メモは小さ過ぎ、A4の紙に立ったまま文字を書く環境としては、クリップボードが最も優れた道具だと思うのです。

しかもクリップボードは外出時に限らず、寝転んだり、椅子に寄り掛かったり、トイレの中だったりしても、何の問題もなく字が書けます。同様に書類を読むのにもとても便利なツールです。本当に、「机」のように使えてしまうので、ガイド納富はハイタイドの小振りのクリップボード(A5サイズ)をカバンに入れています。大きなクリップでガッチリと紙を挟む安心感と、しっかりと筆圧をかけて筆記できる安定感は取材時にも活躍します。そんなプロのツールだと思うクリップボードですが、実際、モバイルライティングツールとして活用している人は少ないと思うのです。

クリップボード+カルトンケースが実現するモバイルな筆記環境、または、モバイル文具箱

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クリップボードはハードカバーのノートと比べても、立ったり膝に乗せたりの状態での書きやすさは格段に上

アメリカのクリップボードメーカー、サンダースの「スリムメイト」は、そんな微妙に不遇なクリップボードの地位向上を一気に成し遂げる事ができる、そんな革新的と言ってもいいクリップボードの名品です。まあ、正体は、薄いカルトンケースのような箱にクリップボード機能を持たせたというだけのもので、それほどのモノではないように見えると思います。でも、この薄い箱と合体する事で、クリップボードの活用範囲が大きく広がります。

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クリップボードの下部はケースになっている

基本的な使い方としては、この箱部分に紙を入れておいたり、既に書いた紙を収納したりといった感じでしょう。筆記具を置く場所も設けられているので、これで、ある程度は「どこでも机」が実現します。紙はルーズリーフの用紙を使うと、スキャンも出来るし、後でノートとしてまとめる事も出来て便利です。スキャンを前提にするなら、マルマンのニーモシネノートパッドも書きやすくて良い感じです。

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A4までの用紙の他、筆記具、ハサミ、糊などが収納出来るので、まるで文具箱のように使える

箱の内部の高さが18mmあるので、筆記具はもちろん(巨大なペンケースとしても使えます)、USBメモリーや電卓、ハサミ、糊など、机の引き出しの一番上の段に常備している文房具をまとめて収納、持ち歩く事が出来るのです。気分は子供の頃の道具箱。大人の文具箱として使えるというわけです。これで、ますます「どこでも机」ですね。ボードの上なら、糊付け作業もOKです。iPadやノートパソコンでは不可能な、別の形のモバイル環境ですね。サンダーズでは、「ポータブルデスクトップ」と呼んでいるようです。

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