使いやすい引き戸へのリフォームは10万円から
段差が少なく、開けたままでもドアが邪魔にならない引き戸は、バリアフリーにも効果的です。(画像提供:トステム株式会社)
ドア枠の状態や、段差をどのようにリフォームで解消するかによって工事内容は異なりますが、間口700~800mm程度の概算の工事費用は1箇所あたり10万~15万円です。最近では比較的後付けで工事しやすい吊り引き戸タイプも普及してきているので、工事費を抑えてリフォームすることも可能になっています。
【開き戸から引き戸へのリフォーム概算費用】 10万~15万円
※間口700~800mm程度の室内ドアを想定。
バリアフリーなユニットバスにするなら60万~100万円前後
ほとんどのユニットバスは、バリアフリー性能を標準装備しており、家族全員が使いやすい浴室になっています。(画像提供:株式会社INAX)
「すのこ」や「マット」などを使用して、ある程度段差を解消することも可能ですが、介護される方だけでなく一緒に暮らす家族にとっても快適性の高いユニットバスは、バリアフリーリフォームの中でもよく用いられます。
既設浴室の寸法によって採用できるユニットバスのサイズは限られますが、0.75坪タイプ(1216サイズなど)では、工事費込みでおよそ60万~100万円程度です。この他に、浴室暖房乾燥機を一緒に設置することで(プラス15万~20万円程度)、寒い冬などに多く見受けられる居室と浴室の寒暖差による「ヒートショック現象」を最小限度に抑えることができ、室温のバリアフリーリフォームも可能になるのです。
【バリアフリー仕様ユニットバスへのリフォーム概算費用】 60万~100万円
※0.75坪(1216サイズ)を想定。工事費用込み。