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完璧すぎるサイボーグカー、アウディRS5

美しいクーペラインをもつA5をベースに、アウディのハイパフォーマンスモデルを手がけるクワトロ社が仕立てたRS5。R8のV8モデルより30ps上回る最高出力450psを発生するV8エンジンを搭載しながら、誰でも不安なくがんがん走らせられる、完璧すぎる“サイボーグカー”です。

誰でもいきなりがんがん走れる

アウディRS5

A5をベースに、アウディのスポーツモデル開発を行うクワトロ社(quattro GmbH)が手がけたハイパフォーマンスクーペ。サイズは全長4649×全幅1860×全高1366mm。価格は1204万円


アウディRS5

1980年代に市販乗用車初のフルタイム4WDを備えたオリジナルクワトロをイメージさせる前後のブリスターフェンダーが特徴的なエクステリア。シングルフレームグリルには格子状のダイヤモンドルックを採用する

クラス最高の美しいクーペラインをもつA5。それをベースにクワトロ社が手がけるのがRS5、ということで、その完成度の高さは乗る前から容易に想像できたが……。

やっぱり、凄かった。

まるでハイパワーFRのように鋭い切り込みを見せつつも、アクティブな制御が素晴らしく、いきなり誰もががんがん走らせることができてしまう。フラット、かつ、オンザレール。不安なく、スリルなく……、というところが逆にこのクルマの欠点か、なんて思ってしまうほど。かなりのサイボーグカーである。

完璧すぎてツマラナイ、なんてことを、毎度クルマのあら探しが仕事の人間が言っていいことかどうかは別にして……。

アウディRS5

クラウンギア式センターディファレンシャルを採用した新しいクワトロ(フルタイム4WD)を採用。シンプルなギア構造で従来式より2kg軽量化。通常40:60の前後輪トルク配分は最大で前70%、後85%まで配分可能となった

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