たばこ税増税を期に禁煙考えてみませんか?
10月1日からたばこ税が大幅に引き上げられました。300円のマイルドセブンが410円になるわけですから、値上がり率はなんと30%以上ということになります。愛煙家の中でも、これを機にたばこを止めようと考えている人が多いようです。筆者はもともとたばこは吸わない人なのですが、その理由のひとつに「たばこを燃やすのにお金をかけるくらいなら、マンガとかゲーム買いたい」というものがあります。同じお金をかけるなら、たばこ以外に使いたいというわけです。
たばこは嗜好品であって、吸わなければ死んでしまうものではありません(吸えないと死にそうだという人はいるでしょうが)。つまり、たばこという消費を抑えることができれば、他の消費をしたり、その分のお金が貯まることになります。
禁煙はつまり、健康の問題だけでなく、家庭の経済問題でもあるということです。そこで、「たばこを止めて、老後の財産を1000万円作ろう」という話をしてみたいと思います。せっかくやめるのですから、そのお金、有意義に活用してみませんか?
1日300円の節約は毎月約1万円の節約!
人によって毎日どのくらい吸うか個人差はあると思いますが、1日1箱くらい買っている人の例をあげてみたいと思います。1日に300円というのは、なんとなく許されてもいい買い物だと思う人が多いことでしょう。しかし、毎日300円というのは意外に大きな出費です。1カ月にすれば9300円ですから、ざっくり毎月1万円の消費をしていることになるからです。手取りが20万円の人であれば、5%にもなる大きな出費ですし、手取りが30万円の人であっても3.3%です。
いつもほとんど貯蓄していない人にとっては、毎月5%くらいの貯金というのはスタートとしてちょうどいいところです。また、今まで貯蓄はしているけれどあまり貯めるペースが高くないという人にとっても、貯蓄割合を高める大きなチャンスといえます。
もし、たばこをきっぱりと止めるのでしたら、その分のお金を自分の将来のために貯めてみてはどうでしょうか。子どもの学費目的や住宅購入資金でもいいでしょう。個人的には老後のことを意識した貯金をおすすめします。なかなか自分の老後のことを考えた積立はできませんから、これはいいチャンスではないでしょうか。
→本当に禁煙で1000万円貯められる?次ページへ