お薬手帳Q&A
多くあるお薬を管理できますか?ぜひお薬手帳を活用して、薬の管理をしてみましょう |
A:主に調剤薬局(薬を手に入れるのに処方せんが必要な薬局)で手に入ります。薬剤師に「お薬手帳を作りますか?」と聞かれるので心配はいりませんが、欲しい場合は薬剤師に尋ねてみてください。
Q:お薬手帳はいつ出すの?
A:医師に対しては受診しているとき。薬局では薬剤師に、処方せんを渡すときに一緒に出して見せましょう。
Q:お薬手帳はお金がかかるの?
A:お薬手帳自体は、0円です。紛失したり、スペースがなくなってしまった際に、調剤薬局で伝えれば、新しい手帳をもらえると思います。
お薬手帳ではなく、薬剤師がその手帳に薬の情報を書き込んだり、薬の内容のシールを貼って、さらに薬の説明を受けることで「薬剤情報提供料」の15点が加算されます。保険によっても異なりますが、2割で30円、3割で50円程度になります。
なお、高齢者は、基本の料金に含まれておりますので、説明を受けてお薬手帳のシールをもらっても料金は変わりません。(2010年11月現在)
Q:紙に印刷された「お薬の説明書(薬剤情報提供書)」とは、どう違うの?
A:このお薬の説明書は、初めてその薬を飲む場合または月に1回ぐらい薬と一緒にもらいます。しかし、お薬の説明書は、あなたの過去の情報(副作用やアレルギーなどの情報)は記載されておらず、その時に出された薬の説明しか載っていません。そのため、あなたの薬に関する情報を一冊にまとめたお薬手帳があると便利です。こちらは、お金はかかりません。
その他、お薬手帳は今までの情報が記載されているので、引越しして新しい病院にかかるときにも便利ですよ。特にお子さんがいる方は、子供の薬の情報を記載しておきましょう。子供の預け先(親や幼稚園など)から、突然子供が病気になったと連絡を受けたときなど、今、どんな薬を飲んでいるかすぐに伝えることができます。
個人的な意見ですが、30-50円かかるので避ける方もいらっしゃいますが、薬剤師をしている中で、薬剤の間違いや相互作用をチェックして、未然に成分の重複や副作用を防いだ事も何回もあります。もちろん、自分の処方の履歴と併せて検査値を記録することで、病気の変化も把握できます。
持っていて損することないと思いますので、ぜひ有効活用してみましょう。
*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の薬局での会話をもとに構成したものです。相談が必要な方は、医師や薬剤師に実際にお聞きください。
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【参考リンク先】
>お薬手帳を活用しましょう!(八王子薬剤師会 八王子管理センター事務局)八王子薬剤師会 八王子管理センター事務局ホーム>健康を考える>医薬分業の豆知識>お薬手帳を活用しましょう!
お薬手帳ポスター (日本薬剤師会)
くまもと健康手帳(お薬手帳)(熊本県薬剤師会)