食事ができないときはいつ飲めばいいですか?

Q:病院でお薬をもらいましたが、「食後に服用」と書いてあります。気分が悪くて食事ができないのですが、食事ができるようになるまで飲まない方がいいのでしょうか?

薬を飲む場合には、服用時をよく確かめて飲むようにしましょう
薬を飲む場合には、服用時をよく確かめて飲むようにしましょう
A:お答えします。「食後に服用」と書いてある場合、薬の種類によっては、食事に関係なく時間通りに飲んだ方がいい場合があります。ですので、薬を処方されたときに「体調が悪くて食後に飲めそうにない」「忙しくて食事ができない」場合にはどうすればいいか、医師や薬剤師に事前に確認しておきましょう。

例えば、必ず食事の後に服用する薬としては、糖尿病の薬があります。理由は、食事を摂って飲まないと血糖値が下がりすぎてしまうからです(※食事前に飲む薬もありますので、注意してください)。また、痛み止めなどは副作用で胃が荒れてしまうことがあります。それを防ぐためにも食後に服用します。

一方で、食事を摂ってなくても時間通りに飲んだ方がいい薬の主な例は、抗生物質といわれる薬です。体内の細菌の効果を抑える(または死滅させる)ので、時間通りに飲まないと体内でせっかく減った細菌がまた増えてしまいます。
※抗生物質以外にも該当する薬があります。薬剤師に聞いてみましょう。

では、なぜ「食後に服用」と書いてあるかというと飲み忘れを防ぐためなのです。

お薬は、いつ飲む?

薬が入っている袋を見ていただければわかるように、「食後」以外にも飲むタイミングは色々あります。ご存知かもしれませんが、今一度確認してみましょう。

  • 食前

  • 食事の前に飲みます。食事の直前でも構いませんが30分ぐらい前を目安にしてくださいお薬の吸収、効果を考えて空腹時と指示されています。

  • 食直前

  • 食事を取る10分ぐらいを目安に服用します。例として糖尿病の薬(食事からの糖の吸収を抑える効果)があります。

  • 食後

  • 食事の後に飲みます。食事が終わった後、大体30分以内に飲んでください。上記のように、空腹時に飲むと胃に影響があるため、食後という指示をしていることもありますが、食後に飲む習慣をつけて飲み忘れを防ぐためという理由もあります。

  • 食間

  • 「食間」を「食事をしている間=食事中」と解釈して、「食べている途中で薬を飲んで、また食べはじめる」と、勘違いしている人がいます。正しくは、「食事」と「食事」の間に飲むという飲み方です。

    もう少し詳しく説明すると、食事の前、または食事の後2時間以内に飲みます。これは、食事の内容物によって薬の吸収や成分が影響されないようにするためです。

    例えば「1日3回、食間」といわれたときには、2通り飲み方があります。

    A:朝食前2時間、朝食と昼食の間、昼食と夕食の間
    B:朝食と昼食の間、昼食と夕食の間、夕食の後2時間後

    どちらに該当するかは、かかりつけの医師・薬剤師さんに相談してみてください。

  • 頓服(とんぷく)

  • 病気の症状に応じて、その都度飲む薬です。病気や体質によって違いますので、窓口で確認してください。
次回は、食事との薬の飲み合わせについてご説明します。

*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の薬局での会話をもとに構成したものです。相談が必要な方は、医師や薬剤師に実際にお聞きください。
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